研究課題/領域番号 |
20K02526
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 大阪成蹊大学 (2021-2023) 同朋大学 (2020) |
研究代表者 |
高尾 淳子 大阪成蹊大学, 教育学部, 准教授 (90610535)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 福祉KI / インクルージョン / 職場風土改善 / 職場力向上 / インクルーシブ保育 / 職場風土 / 福祉 / チームビルディング / 人材育成 |
研究開始時の研究の概要 |
急速に進む高齢化を背景に福祉施設の新設が進んでいる。同時に国は職員養成にも注力しているが、その一方で離職者も多く、福祉施設は慢性的な人手不足にある。離職理由には、職場の人間関係や心身の疲労困憊による働く意欲の喪失が背景にある。職員それぞれが働く意欲を高め、職場を活性化することで、施設利用者の生活の質の向上も期待できる。 以上をふまえて本研究では、職場力向上と人材育成の手法として「福祉KI」を開発し、福祉職場に定着させることを目的とする。 福祉KIでは、保育KI活動で開発した①発言の対等性、②等至性、③作業性、④レジューム性、⑤網羅性に加えて、⑥シーケンス性、⑦一覧性を保障する仕組みを追加開発する。
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研究実績の概要 |
福祉職場の課題把握及び職場力向上や職場風土改善に係る先行研究を整理した上で、福祉KI活動ワークショップ(WS)準備のためソフトウェアやハードウエアの検討・開発を実施した。今後は、筆者が保育職場で展開した対面型KI活動WSから、IT技術を用いたKI活動へと手法を再構築し、各福祉職場に導入・展開しやすい新しいKI活動の教材ソフトウェア開発、オンラインWSのためのハードウエア等のインフラ整備を進める。 【研究成果公表】●国内学会:日本保育学会①園長・主任が育てたい保育者の職能‐保育者同士が互いに研鑽しながら成長していく仕組み構築の参考に②保育所における職場風土の課題調査‐職場の目標および課題共有を進める視点から③園長・主任が育てたい保育者の職能④ペアレンティングに関する保護者のニーズ⑤インクルーシブ保育クラスづくりの促進要因⑥インクルーシブ保育クラスづくりの促進要因-現職保育者による言葉を手掛かりに-●産学連携: (一般) 日本能率協会①職場を活性化し学び合いの風土をつくる 保育KI -しなやかで強い保育チームづくり-●国際学会:OMEP "Professional Development for ECEC Teachers: Through a Follow-up Survey of HOIKU-KI Method"●論文:①介護職員の離職要因に関するシステマティックレビュー②子どもが言葉を学ぶツールとしての絵本の選択指標の必要性③保育者が寄与するペアレンティングへの一考察④インクルーシブ保育実践者のキャリアスキル-米国ワシントン州のスキル標準を参考に ⑤乳幼児の言語指導に関与する保育者のキャリアスキル●著書:三学出版①インクルーシブ保育実践者の人材育成-職場を活性化し学び合いの風土をつくる保育KI②しなやかで強い保育チームづくり【保育KI活動ハンドブック】
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2020年度当初からの新型コロナウイルス感染拡大の影響により、2022年度までの期間は、福祉職場の職場課題の把握、ならびに職場力向上や職場風土改善に関する取り組み事例や先行研究のシステマティックレビューを実施した。この期間は県境を越える移動の自粛が求められていたことや、国立国会図書館の入場制限もあり、システマティックレビューのために公立図書館、大学図書館、国立国会図書館等に出向いて文献調査を行なう活動が叶わなかった。そのため、代わりにインターネットを用いたデジタル文献調査を実施した。また、上記の事例調査、先行研究調査と並行して、福祉職場におけるKI活動ワークショップ開催準備のため、ワークショップで用いるソフトウェアやハードウエアの検討・開発を行なった。 2023年5月8日に新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行したため、それまで3年間自粛していた県境を超えての調査研究や研究発表を再開し、現在も進行中である。
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今後の研究の推進方策 |
ネットワークを活用したワークショップの開催準備のため、セキュリティを確保したネットワーク環境とデータサーバの整備を行なう。2024年度の計画により、「思考整理ソフト」を整備し、ワークショップにて参加者から得た意見を抜け漏れなく効率よく整理する。また、各福祉職場に導入・展開しやすい新しいKI活動の教材ソフトウェアの開発、オンラインワークショップのためのハードウエア等のインフラ整備を進める。さらに、ワークショップ用テキストを作成し、印刷する。これらの設備は所属機関に整備されていないため、本科研費で購入する。
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