研究課題/領域番号 |
20K02536
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
|
研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
赤木 和重 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (70402675)
|
研究分担者 |
下木 なつみ 神戸大学, 附属学校部, 特別支援学校教諭 (60901361)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 授業スタンダード / インクルーシブ教育 / 小学生 / 教師 / スタンダード / 個人の権利意識 / 個人の権利の発達 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では「小学生が,授業スタンダードをどのように認識しているのか」を発達心理学の視点から明らかにすることを目的とする。具体的には,(1)同調性,個人の権利という児童の認知発達との関連,(2)発達障害のある児童による授業スタンダードの認識,(3)担任教師の授業スタンダードに対する態度が,子どものスタンダードへの認識にどう影響しているのかについて検討を行う。具体的には,小学生児童を対象にした質問紙や個別面接を通して検討を行う。
|
研究成果の概要 |
本研究の成果は,大きくは3つにまとめられる。1つは,小学生による授業スタンダードの認識を明らかにしたことである。具体的には,高学年になると,授業スタンダードについて,状況によっては否定的な認識を示すこと,そして,それは,子どもの権利意識の発達と関連があることを明らかにした。2つは,小学生の結果を踏まえて教師が,授業スタンダードの採否をどのように認識しているのかについても明らかにした。具体的には,教師は,基本的には,授業スタンダードに賛成の態度を示すことを明らかにした。 以上を踏まえて,通常学級に焦点をあてたインクルーシブ教育の推進について議論した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的意義は,以下の2つにまとめられる。1つは,現在,注目されている授業スタンダードについて批判的視点も含めて多角的な議論を行う知見を提供したということである。2つは,インクルーシブ教育,とくに通常学級の教育改革を進めるうえでの視座を提供するところにある。
|