研究課題/領域番号 |
20K02545
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
黒田 友紀 日本大学, 理工学部, 准教授 (60631851)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 公平で質の高い教育 / エクイティ / エクセレンス / 学校改善 / 国際比較研究 / 公正 / 質の高い教育 / 授業づくり / 学校改革 / 国際比較 / 公平 / 比較研究 / 公平(equity) / 教育改革 |
研究開始時の研究の概要 |
公平(equity)で質の高い(high quality)教育を追求する学校改善は世界共通の教育課題であり、その実現のためには、学校を外部から支える教育政策や制度およびガバナンス構造と、学校内部における学校組織や学校文化の醸成および学校での教師の主体的な取り組みが必要不可欠である。そこで、本研究では、学校内外から学校改善改革を進めるカナダとアメリカを対象とした国際比較研究を行う。カナダとアメリカの取り組みの事例から、公平で質の高い教育を保障するための方策と実態について検討し、その多様性やローカルな文脈を描き出すとともに、一般化可能な方策とその有効性を解明する。
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研究実績の概要 |
2022(令和4)年度は、2年間延期となっていた米国の学校改善についての実地調査を実施する予定であったが、所属機関の新型コロナ感染症の対策のため、原則として海外渡航が禁止されていたこと、また、調査先の学校や教育機関との調整が困難だったことから、海外実地調査を実施することができなかった。そのため、主にカナダにおける学校改善の支援に関する文献の分析と、日本国内の小中学校での調査を進めた。具体的には以下のとおりである。 1.文献調査による教育政策・制度・ガバナンス構造の解明・分析:カナダ・アルバータ州における学校改善を支援する制度と方法を分析した。 2.実地調査:海外の学校・地域における実地調査を行うことができなかったが、国内の小中学校の訪問調査および校長や研修主任へのオンラインによるインタビュー調査を行った。また、日本の大都市部における学校改善のための支援制度について、関わったスタッフや元校長にオンラインによるインタビュー調査を行った。 3.研究の成果:①公平で質の高い教育としての「深い学び」を実現し、教師が主体的に授業・学校づくりを行うことができるような学校改善の支援の在り方を検討した論文を発表した(「「深い学び」を実現するための校内授業研究とその支援」『学校教育研究』37号)。②日本およびカナダの事例の分析にもとづいて、教師の自律性を保障する学校文化の形成論文を発表した(「校内授業研究を通した教師の自律性を保障する学校文化の醸成」『教育方法51』)。③日本教育方法学会第58回大会において、カナダにおける学校改善の方法としての「生成的な対話(generative dialogue)」に着目した個人報告を行った。④研究会を実施し、諸外国のテストをめぐるガバナンス構造や学校改善に関する意見交換を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2021(令和3)年度に引き続き、海外実地調査を実施できなかった。しかしながら、国内の実地調査と海外の事例や研究の文献調査の分析を行うことができた。そして、研究成果として、国内の学校調査やカナダの事例や研究に基づいて、学校改善の支援の在り方に関する論文や教師の自律性を保障するための学校文化の形成に関する論文を発表できた。また、カナダの学校改善の支援の方法に関してまとめ、学会発表を行った。
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今後の研究の推進方策 |
2023(令和5)年度は、これまで実施できなかった海外実地調査として、カナダ調査と米国調査を再計画している。海外実地調査を実施できる見込みが立たない場合には、日本国内の調査を増やすことや研究成果の共有を行う研究会を実施するなど、再調整を行う。 また、2023(令和5)年度は本研究課題の最終年度となるため、研究成果の学会での発表を行うとともに、論文を執筆して投稿する。
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