研究課題/領域番号 |
20K02569
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09020:教育社会学関連
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研究機関 | 日本体育大学 |
研究代表者 |
南部 さおり 日本体育大学, スポーツ文化学部, 教授 (10404998)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
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キーワード | 生涯スポーツ / スポーツ好き / スポーツ嫌い / 親子関係 / 子育てとスポーツ / スポーツと親子関係 / Sports-life cource / スポーツエリート / 勝ち組教育 |
研究開始時の研究の概要 |
親子関係は子どもの人格形成に大きな影響を与え、その後の人生にも様々な影響を及ぼすことが知られている。体育大学の学生は、いわゆる「スポーツエリート」として大学への入学を果たしており、幼い頃より親からスポーツに取り組むべく動機づけられてきた学生が非常に多い。 本研究では、いかなる親子関係が体育・スポーツへの親和度やその後の競技成績、職業選択にどのように影響を与えるのかを調査し、文部科学省が推進するスポーツ文化の形成に向けた「親子関係がスポーツへの向き合い方にどのような影響を与えるか」に関する知見を提示し、スポーツ立国化への一つの理論的礎となすことを目的とする。
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研究実績の概要 |
当該年度は、学内外の委員会活動等が多忙であることが見込まれたため、期間延長承認申請を行った。そのため、当該年度においては積極的な調査研究を行っておらず、予算の執行もなかったが、関連文献の収集と検討については継続して実施してきた。 とりわけコーチング学領域からの「親の声かけ」についての新たな知見を得たことで、次年度からの研究再開に対する大きな示唆を得た。 しかしながら、体育大学の教員として、日々アスリート学生との交流をしているため、常に研究テーマに関わる情報収集を行っている状況であり、とりわけゼミ生一人一人から、競技実績と親子関係についての聞き取りを実施できたことで、実施予定のアンケートの調査項目などにおける大きなヒントを得ることができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当該年度は、学内外の委員会活動等が多忙であることが見込まれたため、期間延長承認申請を行った。そのため、当該年度においては積極的な調査研究を行っておらず、予算の執行もなかった。 他方で文献研究については進めており、多少ながらも進捗したと考えている。
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今後の研究の推進方策 |
体育系学生と医学系学生、文科系学生における競技歴と親子関係について調査するため、複数の大学で学生を対象としたアンケートを行うことを予定している。 また、講演や研修会で訪問する地方としても、受講者を対象としたアンケートの協力を要請することとする。 これらのアンケート結果については、回答ごとの有意差検定を行い、どのような親子関係がスポーツへの取り組みに有効であるかを明らかにする。 可能な限り、年度内に上記の成果をまとめ、学術論文として発表したいと考えている。
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