研究課題/領域番号 |
20K02601
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09020:教育社会学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
米澤 由香子 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 准教授 (60597764)
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研究分担者 |
佐藤 万知 京都大学, 高等教育研究開発推進センター(令和4年9月30日まで), 准教授 (10534901)
太田 浩 一橋大学, 森有礼高等教育国際流動化機構, 教授 (70345461)
堀江 未来 立命館大学, 国際教育推進機構, 教授 (70377761)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 大学国際化 / 国際化マネジメント / 国際担当上級管理職 / 高等教育ガバナンス / 国際教育 / 大学マネジメント / 高等教育マネジメント / 組織文化 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、日本の大学国際化を推進する組織の運営とリーダーシップの現状および課題を国際的視点から実証的に検証・考察し、将来の包括的な大学国際化の展開に向け具体的な大学マネジメントモデルを提示することを目的とする。特に、大学国際化を牽引する副学長等の国際担当上級管理職の、現代に求められる役割と抱える課題に着目することで、国際化を核とする大学マネジメントを総合的かつ実践的に捉える。研究調査は、国内外の大学国際化を牽引する上級管理職へのインタビュー調査および質問票調査を組み合わせて実施する。
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研究実績の概要 |
日本の大学国際化を推進する組織の運営と、リーダーシップの現状および課題を国際的視点から実証的に検証・考察することを目的とする本研究において、2023年度は主に、質問票調査の成果報告書の作成による学術的発信、そして、研究結果をふまえた研究セミナー開催による社会への研究成果発信を実施した。 質問票調査成果報告については、米国で2000年代より実施されているSIOs(Senior International Officers: 国際担当上級管理職)調査に基づき、2019年度におこなわれた日本のSIOs調査の継続・発展版として、日本で2回目となる日本版SIOs調査を2022年度に企画実施した。その結果をまとめた「日本の大学における国際担当上級管理職(Senior International Officers)に関する調査 2022 報告書」を2023年7月に作成し、リポジトリ掲載をおこなった。 研究セミナーについては、質問票調査の研究成果をふまえ、2023年11月に立命館大学において第2回SIO研究セミナーを実施した。セミナーの前半では、研究知見を発表することに加え、米国に滞在する研究分担者とオンラインでつないだうえで、米国のSIOsのマネジメント体制に関するコロナ禍以降の変化について話題提供があり、さらに日本のSIOs経験者2名をゲストスピーカーに迎えた話題提供とフロアに開かれたディスカッションをおこなった。後半は、および参加者と国際化を中心とした大学運営の課題を検討するワークショップを開催した。 最終的に、本研究で得られた知見を集約し今後の方向性について研究分担者と検討する研究会をオンラインで実施し、日本のSIOs研究を総括し、また今後の研究展開を協議することができた。
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