| 研究課題/領域番号 |
20K02651
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 基金 |
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| 応募区分 | 一般 |
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| 審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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| 研究機関 | 長崎大学 |
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研究代表者 |
源城 かほり 長崎大学, 工学研究科, 教授 (90315648)
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| 研究分担者 |
横江 彩 中部大学, 工学部, 准教授 (50761235)
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| 研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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| 研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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| 配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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| キーワード | 保育室 / 乳幼児 / 快適性 / 健康性 / 空気環境 / 室内環境 / 環境調整 / 環境基準 / 保育施設 / 実測 / 室内環境基準 |
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| 研究開始時の研究の概要 |
現在，保育施設において，温湿度，二酸化炭素濃度，照度，騒音レベル等の室内物理環境に関して数値による明確な基準が定められていない。研究代表者が行った事前調査では，定員を超過している保育室内の二酸化炭素濃度が高くなり空気環境が悪化している事例があることがわかった。そこで，本研究では室内環境のうち化学物質(ホルムアルデヒド，揮発性有機化合物VOCs)気中濃度や空中浮遊カビ数，浮遊粉じん濃度等の空気環境の実態を詳細に実測し，これまでに研究代表者が収集した保育室の熱・光・音環境のデータと併せて整理することによって，乳幼児の健康性に配慮した保育室内環境基準の科学的な提案を建築環境工学の立場から目指す。
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| 研究成果の概要 |
乳幼児の健康性に影響を及ぼすと考えられる保育室内空気環境の実態把握を目的として、2020年度5園、2021年度4園、計9園の長崎市内の保育室11室を対象に、夏期、冬期に実態調査を実施した。その結果、保育室内環境について、夏期は空中浮遊カビ数、CO2濃度、PM2.5濃度、温度、冬期はCO2濃度と温度に問題が見られた。乳幼児の快適性・健康性保持のための室内環境基準として、換気はCO2濃度1000 ppm、温度は夏季26～28℃、冬季20～23℃、相対湿度は40％以上70％以下、空中浮遊カビ数は1000 cfu/m3、室内化学物質濃度は厚生労働省の室内濃度基準と同じ基準値をそれぞれ提案したい。
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| 研究成果の学術的意義や社会的意義 |
乳幼児が長時間を過ごす保育室における空気環境を中心とする室内環境の問題点を夏季、冬季の実測調査を通じて明らかにし、二酸化炭素濃度、夏季及び冬季の温度、相対湿度、空中浮遊カビ数、化学物質濃度に関する室内環境基準を提案した。体温調節能力が未熟な上に、体が小さいために大人に比べ室内環境の影響を受けやすい乳幼児が快適で健康に過ごす上で必要となる室内物理環境条件を明らかにしたが、これは保育室だけでなく、乳幼児が過ごす他のさまざまな住環境においても適用可能である。さらに、本研究によって、保育室における夏季の熱中症防止や冬季における風邪や感染症予防のための環境整備に有用な情報を提供することができた。
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