研究課題/領域番号 |
20K02652
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
佐藤 博子 福島県立医科大学, 看護学部, 准教授 (90769621)
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研究分担者 |
後藤 あや 福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 教授 (00347212)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 乳幼児スキンケア / スキンケアチェックシート / スキンケアリテラシー / 乳幼児皮膚炎 / スキンケア / 保護者 / QOL / 乳幼児スキンケアチェックツール / community health / infant / children / quality of life / pediatric dermatitis / 乳幼児 / スキンケア評価尺度 / スキンケアプログラム |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、保護者における乳幼児スキンケアと心理的負担感の関連を明らかにし、その結果に基づいた保護者用乳幼児スキンケア評価尺度を開発する。そしてその尺度を活用した保健医療従事者用の指導実践力向上プログラムの開発を行う。保護者用評価尺度と保健医療従事者用プログラムでは、ヘルスリテラシー(エビデンスを使う力、分かりやすく伝える力)の概念と手法を活用して、スキンケアリテラシーの概念を確立することを最終的目的とする。この研究は、乳幼児の皮膚症状の改善と母親の育児負担の軽減を通じて、保育子育て支援・地域母子保健の向上の実践に資するものと考える。
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研究実績の概要 |
研究は、保健医療機関における乳幼児スキンケアリテラシーの推進である。母親(保護者)用スキンケアシート(保護者が子供の皮膚の状態を評価するためのツール)を開発して、乳幼児や保護者のQOLの向上を目指すものである。昨年度まで論文投稿、学会発表を行い、スクリーニングツールのリーフレットを作成した。今年度は、配布対象者が母親、父親どちらに対して も対象となるようなイラストの工夫を行ったり、ツールの紹介のみではなくスキンケアのワンポイントレッスンの内容を加えてより手元に残して活用可能なものとするリーフレットの改訂版を作成した。またリーフレットの色合いについても、ジェンダーに左右されないような色合いも考慮して作成した。そして本来ならば海外での学会発表を視野に入れていたがコロナウイルス感染症対応の状況下で学会は制限された現状であった。また作成したツールの活用のために保健医療機関において主として保健師対象に「乳幼児健診等での活用を目的をした講習会」を開催して周知に努める予定であった。しかしコロナ感染の状況により保健師の集合研修の開催は難しかった。そのため、一部の保健師対象に作成したリーフレットとともに研究のエビデンスを示す資料の配布にとどまった。また同様の配布資料にて日本皮膚科学会認定皮膚疾患ケア看護師を対象に説明会を行い皮膚科クリニック等での活用についての周知を図った。また、医療従事者のみではなく福島学院大学子供支援センターで母親対象にリーフレットを配布してツールの活用に向けた説明会を行った。 今年度研究期間の延長申請を行い、共同研究者や共同研究者とともに昨年度実施できなかった保健医療機関において保健師を主とした講習会の開催し、乳幼児スキンリテラシーの推進に向けていく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
パンデミック(コロナウイルス感染症)により、予定していた学会発表や保健医療機関での集合研修が行えなかった。
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今後の研究の推進方策 |
今年度研究期間の延長申請を行い、共同研究者や共同研究者とともに昨年度実施できなかった保健医療機関において保健師を主とした講習会の開催し、乳幼児スキンリテラシーの推進に向けていく。
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