研究課題/領域番号 |
20K02657
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 大妻女子大学 |
研究代表者 |
坂田 哲人 大妻女子大学, 家政学部, 准教授 (70571884)
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研究分担者 |
村井 尚子 京都女子大学, 発達教育学部, 教授 (90411454)
井上 眞理子 洗足こども短期大学, 幼児教育保育科, 教授 (40739182)
高橋 優子 洗足こども短期大学, 幼児教育保育科, 講師 (10729031)
岩井 真澄 東京未来大学, こども心理学部, 講師 (10896608)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 専門職の専門性開発 / 人材開発 / リフレクション / 組織開発 / 人材育成 / 保育者の専門性開発 / マネジメント / 保育者の専門性 / 専門性開発 / 育成 / 園内研修 / 学びの機会 / 園外研修 / 経験学習 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、保育者の専門性開発(発達)の段階、およびそれを区分けする要因を詳しく特定すると共に、保育者に学びの機会を具体的に明らかにし、園組織で実践可能な具体的な手立てを明らかにすることを目指した研究である。 以前に実施した調査では、キャリア初期においては、保育者間の関係性において専門性を獲得する(育てられる)ことが多く、経験が豊かになると自身の実践経験や外部の研修などを通じて新しい知見を獲得しながら学ぶ傾向に変化していくことがわかっている。 この経過についてより詳細に明らかにするべく、本研究では先行研究を整理し組み合わせつつ、保育現場を数多く訪問し実践者の証言を多く収集しつつモデル化を図る。
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研究成果の概要 |
本研究は、保育者の成長プロセスの中でも、特に実践を振り返りながら、意識の変容や実践知の獲得をしながら成長していくというリフレクションモデルを基とし、研究協力を得ることができた園において継続的な観察を行いつつアンケート調査並ぶにグループインタビューを実施してきた。 これらの調査から導き出された主な結果は、保育者にとって学びのプロセスとなるリフレクションの営みや、そこからの学び、成長といった側面からは多くの共通点が見いだされた一方で、その成果、つまりは保育者の資質能力としてどのような側面を評価するという点においては、園において求められる人材像によって大きな差が見られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、保育者が働きがいや成長をどのように感じられるかという点をワークモチベーションの観点から明らかにしつつ、さらには保育者の成長プロセスをリフレクションモデルに基づいて検証し、保育者が意識の変容と実践知の獲得を通じて成長する過程を実証的に明らかにしたものである。これにより、リフレクションの方法論としての意義と役割が確認された。また、保育者の専門性開発をめぐる状況が判明し、各園における学びの共通点と評価の違いを明示した。
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