研究課題/領域番号 |
20K02661
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 大阪工業大学 |
研究代表者 |
赤井 愛 大阪工業大学, ロボティクス&デザイン工学部, 准教授 (90578832)
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研究分担者 |
三科 聡子 宮城教育大学, 教育学部, 准教授 (20804082)
若林 尚樹 札幌市立大学, デザイン学部, 教授 (40254586)
政倉 祐子 愛知淑徳大学, 創造表現学部, 准教授 (60468915)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 視覚障害児 / 保護者支援 / ワークショップ / ノウハウ抽出 / 療育 / オンライン / SNS / 視覚障害 / 乳幼児 / オープンチャット / 落書きグラフィック / 子ども / データベース / デザイン |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では『おしゃべり知』として、視覚障害乳幼児の療育に関わる療育者・保護者を対象に、①「自由に対話を楽しみながら、療育に関する暗黙知的ノウハウを抽出、可視化、共有する手法」と、②「①で抽出された暗黙知的ノウハウを整理し、各児に応じた情報を得やすいデータベース」の2点の開発を目指す。この2点の円滑な循環によってノウハウの共有や水平展開を容易にし、視覚障害乳幼児の就学前レディネスの形成を助け保護者の不安を軽減すると共に、新たな療育ツールやノウハウの創出につなげるものである。
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研究成果の概要 |
視覚障害乳幼児の健やかな発達に向け、療育者や保護者が個々に蓄積した多様なノウハウを抽出・可視化・共有する試みとして、「きっかけカード」や「落書きグラフィック」など独自の取り組みを交えたオンラインによる『おしゃべり知ワークショップ』と、LINEオープンチャットを活用した『子育ておしゃべり会』の実施を通し、ノウハウ抽出とその内容、発話量や対話パターン等について分析を行った。 また、これらのノウハウを生活動作や生活シーンと紐づけ、各児の発達段階に応じて検索可能なデータベースサイト『視覚障がい児の生活動作練習プログラム』を作成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
視覚障害乳幼児の発達過程は、視覚の状態や重複障害の有無等により非常に多様である。一方で視覚障害乳幼児数は減少傾向にあることから、保護者の多くは我が子の状態に応じた育児・療育手法についての情報を得ることが難しく、就学に向けたレディネス形成などに不安を抱えている。オンラインでの対話型ワークショップやSNSでのオープンチャットの活用により、療育者・保護者が個別に蓄積してきたノウハウを可視化すること、またデータベースによりそれを広く共有可能な状態をつくることは、療育者・保護者を支援し、視覚障害乳幼児の健やかな発達につなげるものである
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