研究課題/領域番号 |
20K02665
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 九州産業大学 |
研究代表者 |
渡邊 由恵 九州産業大学, 人間科学部, 講師 (40739760)
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研究分担者 |
阿部 敬信 九州産業大学, 人間科学部, 教授 (90580613)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | あそびの構造 / 質の高い遊び / 統計モデリング / 数量的評価 / 遊びの構造 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、保育者の指導プロセスにおいて、子どもの遊びが豊かな学び合いのある遊びとなっているかを数量的に評価していく方法の開発である。本研究の特徴は子どもの学び合いが豊かに見られる「質の高い遊び」が成立する要因とそのモデルを共分散構造分析等の統計モデリングを用いて探索し、数量的な評価を可能にすることにある。子どもの遊びの数量的な評価が可能になれば、保育者が指導のプロセスにおいて子どもの「質の高い遊び」を具体的に展望するために客観的な振り返りができるようになる。ひいては、我が国の幼児教育機関における保育実践の質の向上を図ることができると考えられる。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、幼児教育における指導のプロセスを数量的に評価できる方法を開発していくことである。つまり、保育者の指導プロセスにおいて、子どもの遊 びが豊かな学び合いのある遊びとなっているかを数量的に評価していく方法の開発である。 研究最終年度となる令和4年度は、令和3,4年度に実施した予備調査から抽出した評価項目と指標を用いて本調査を実施する予定であったが、コロナウイルス感染状況により研究協力者依頼に障害が生じたため、事業期間延長する判断に至った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナウイルス感染状況に伴い、本調査の研究協依頼力依頼が難航したため。
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今後の研究の推進方策 |
「質の高い遊び」というキーワードから得られた自由記述のテキストデータから質的アプローチにより抽出された評価項目と指標を用いて、幼児教育現場の保育 者(5園以上100名以上の保育者からのデータ収集を目指す)に、初年度に用いた遊びの場面とは別の遊びの場面(令和3年度撮影)を時系列データ収集用にビ デオクリップを5本程度作成し、それに対して、子どもの遊びの「対象」と遊びの主体である個々の子どもの「対象への関わり方」とその対象に関わっている 「子ども同士の関係性」という視点による観察及び評価をしてもらう。そこから得た時系列データを保育者の内省にある評価空間における「遊びの質」の状態と 考え、状態空間モデルによる関数で近似できるのではないだろうかと想定している。これにより「質の高い遊び」モデルを構築する。
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