研究課題/領域番号 |
20K02668
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 鎌倉女子大学 (2022) 秋草学園短期大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
浅井 拓久也 鎌倉女子大学, 児童学部, 准教授 (10780570)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 早期離職 / 就職前要因 / 保育実習 / 早期離職の要因 / 就職決定理由 / 早期退職抑制 / 保育者養成校 / 結婚 / 復職支援 / キャリア教育 / 機会費用 / 保育者のキャリア形成 |
研究開始時の研究の概要 |
これまで保育士の早期退職の原因や対策について様々な研究がなされてきたが、その多くは就職後の保育士を対象として就職後の要因に着目するものであった。しかし、早期退職につながる要因は、就職後の要因だけではなく、保育者養成校での学習や就職活動に関する要因が影響していることが考えられる。そこで、本研究では、就職後の就労状況に加えて、保育者養成校入学後から卒業までの学習歴や就職活動歴を踏まえた縦断的な分析をすることで、どのような要因が早期退職に影響を及ぼしているかを明らかにする。その結果を踏まえて、保育者養成校における早期退職を抑制するような実効的な対応策のあり方を検討する。
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研究成果の概要 |
研究開始後にコロナウイルス感染症が発生し、予定を大幅に変更することになった。縦断調査を実施するために様々な準備をしてきたが、感染症発生前後で養成校での保育実習の参加の有無が異なる等、早期離職に影響を及ぼすかもしれない養成校(就職前段階)での要因を探る条件が異なってしまい、当初の計画を変更することになった。しかし、こうした制限的な環境の中で実施した研究から、保育士が早期離職する要因は、職場の人間関係や給与等の就職後の要因だけではなく、就職前(養成校段階)の要因も関係している可能性があることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
保育士の早期離職の要因として、これまでは職場の人間関係や給与のような就職後の要因を中心に検討されてきた。しかし、こうした要因だけではなく、成績や実習の経験等の就職前(養成校段階)の要因も影響を及ぼしている可能性があることが示唆された。
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