研究課題/領域番号 |
20K02678
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
森野 美央 長崎大学, 教育学部, 准教授 (00413659)
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研究分担者 |
椋木 香子 宮崎大学, 教育学部, 教授 (00520230)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 幼小接続期 / 情動調整 / 接続カリキュラム |
研究開始時の研究の概要 |
喜びや怒りなど、自分の中にある様々な気持ちについて、一人で、あるいは誰かのサポートをもらいながら、その気持ちをおさめたり、維持・増幅させたりする力は、生涯にわたって必要な力となります。この研究は、こうした力が、園や小学校でどのように育っていくのか、また、どのような仕組みがあると、園で育った力が小学校により良い形でつながっていくのか、を調べて、具体的な仕組みづくりに貢献しようとするものです。
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研究実績の概要 |
前年度に引き続き、比較的感染状況が落ち着いた頃、園で縦断的関与観察を開始することができた。年長児保護者への調査依頼は前年度と同様の手続きで行った。その結果、全員から承諾を得た(辞退者なし)。観察は、年長児クラスの「お集まり場面」とし、ラポール形成をした上で開始した。マスク着用による個人の特定困難への対応として、可能な範囲で昼ご飯の時間にも観察に入り(関与なし観察)、一人ひとりの特徴を掴めるようにした。感染症拡大防止を目的とする休園やそれに伴う保育者の心身負担を考慮して観察を控えた日もあったが、前年度と同様に、ある程度の定期性をもって観察を進めることができた。 また、今回は前年度年長児の小学校進学後の観察も並行して実施した。これまで予備調査でお世話になってきた小学校ということもあり、入学式翌日からの観察許可をいただくことができ、早い段階からの関与観察着手が叶った。年度前半は月に複数回、年度後半は月1回のペースで授業場面の観察を進めることができた。 前年度のA先生へのインタビュー調査をふまえ、調査学校園において初の幼小接続管理職会議を開催した結果、幼小連絡会が事務連絡に終始している現状が課題視され、幼小連絡会拡大版を試みることになった。拡大版では、架け橋プログラムにおける現在のフェーズを確認した後、調査対象の1年生が年長時にどのような姿であったか、保育者は何を大事にかかわっていたか、そして1学期の1年生(卒園児)の観察でどのような姿がみられたか、教師はどのようにかかわっていたか、をもとに、子ども理解にかかわる担任同士の意見交換や今後の実践・カリキュラム作成につながる視点について共有することができた。 本研究が糸口となり、接続期の子ども理解や互いの保育・教育への理解が深まり、実践の見直しやその延長で接続カリキュラム作成に向かう意識の高まりが生じていることは、大きな成果と言えるだろう。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
コロナ禍で2020年度に見送った観察調査に2021年度着手できた後、進捗状況は順調である。
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今後の研究の推進方策 |
学内の行動制限は、今のところ全て撤廃となっていないが、これまでのように出張が困難な場合は代替方法も取り入れ、関与観察前の自身の行動も管理しつつ、本研究の目的達成に取り組む。
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