研究課題/領域番号 |
20K02734
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
三戸 治子 (酒向治子) 岡山大学, 教育学域, 教授 (70361821)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 舞踊教育 / ダンス教育 / 身体表現学 / LOD(Language of Dance) / CCEI / 即興 / ダンス / 身体表現 / Language of Dance / 感性教育 / ダンス指導 / LOD / 教師教育 / Language of Dance(LOD) / 教師のパフォーマンス力 |
研究開始時の研究の概要 |
協働的で対話的な学びの形態が基本となるこれからの教育現場において、教師の非言語的なコミュニケーション力、すなわち身体言語(=パフォーマンス)力は、言語的な要素に加えて教師に求められる最重要な資質・能力の一つとなる。しかし、教師教育への適用を企図した、学術的エビデンスに基づく教師のパフォーマンス力を高める教育法は未だ整備されているとは言い難い。そこで本研究は、欧米で身体言語として体系的に記号化されたLOD(Language of Danceの略)に着目し、LODを用いた教師のパフォーマンス力を高めるための教師教育プログラムを開発することを目指す。
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研究成果の概要 |
本研究では、教師の非言語的パフォーマンス力を向上するための、実践的な手法の「CCEI」の開発と実践に取り組んだ。「CCEI」は、①創造力(Creative)・②コミュニケーション力(Communicative)・③表現力(Expressive)・④想像力(Imaginative)の頭文字を組み合わせた造語であり、ルドルフ・ラバンの身体理論を基盤とするLOD(Language of Dance)を採り入れた即興的身体表現アプローチである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
教員養成課程や教員研修会では、指導法として指示・発問(質問)・説明の仕方など、「言語的」要素(指導言)が検討の中心になる傾向にあった。しかし、教師がいかに刻々と変化する状況の中で学習者の発する非言語情報を読み解き、臨機応の即興性を重視したパフォーマンスをするかが創造的な学びの成否を左右するため、教師はこうした教授技法を自覚的に学ぶことが不可欠である。CCEIは非言語的なパフォーマンス力を高めるために開発された、身体性に重きが置かれた実践的アプローチとして、教師教育分野に貢献するものである。
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