研究課題/領域番号 |
20K02742
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 沖縄県立芸術大学 |
研究代表者 |
城間 祥子 沖縄県立芸術大学, 音楽学部, 准教授 (30457379)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | キャリア発達支援 / 協働的なパフォーマンス / 発達的環境の創造 / 社会正義 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、パフォーマンス心理学の発達理論とキャリア教育の発達理論の接続を試みる。パフォーマンス心理学では、現在の自分ではない存在を演じることが発達を導くとする発達理論に基づき、様々な発達支援の実践が展開されてきた。一方、キャリア教育では、不確実性や多様性が増す現代社会において有用な発達理論が求められている。本研究は、資本主義社会に生きる人々が抱える心理発達の問題に先進的に取り組んできたパフォーマンス心理学の理論と実践を手掛かりとして、これからの時代に必要とされるキャリア教育、キャリア発達支援のあり方について検討する。
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研究実績の概要 |
本研究では、パフォーマンス心理学の発達理論とキャリア教育の発達理論の接続を試みる。パフォーマンス心理学では、現在の自分ではない存在を演じることが発達を導くとする発達理論に基づき、様々な発達支援の実践が展開されてきた。一方、キャリア教育では、不確実性や多様性が増す現代社会において有用な発達理論が求められている。本研究は、資本主義社会に生きる人々が抱える心理発達の問題に先進的に取り組んできたパフォーマンス心理学の理論と実践を手掛かりとして、これからの時代に必要とされるキャリア教育、キャリア発達支援のあり方について検討する。 本年度は、パフォーマンス心理学における発達支援の活動を取り上げ、社会正義の実現を目指すキャリア支援論との接続を試みた。社会正義のキャリア支援論は、クライエント個人を支援するだけでなく、社会正義を実現する上で障壁となる構造的な問題に立ち向かい、社会変革までをも視野に入れている点で、従来の実践とは一線を画す。一方、パフォーマンス心理学の実践では、コミュニティづくりと個人の発達支援が切り離せないものと考えられており、新しいパフォーマンスの創造を通して結果的に問題そのものがなくなることが目指される。両者は基本的な発達観において大きな違いがあるものの、社会を変革していける若者を育てるという点では連携できる可能性がある。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
キャリア教育の実践研究に遅れが生じている。特に、プログラム開発に向けた学校とのネットワーク構築が思うように進んでいない。
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今後の研究の推進方策 |
コロナ禍により大幅な遅れが出ている学校での調査を実施したい。また、専門職のキャリア発達支援に関して、理論研究及びモデル構築を軸としたプログラム開発を行う。
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