研究課題/領域番号 |
20K02747
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 福井工業大学 |
研究代表者 |
笠井 利浩 福井工業大学, 環境情報学部, 教授 (60279396)
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研究分担者 |
近藤 晶 福井工業大学, 環境学部, 准教授 (70550606)
三寺 潤 福井工業大学, 環境学部, 教授 (80585711)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 環境教育 / 体験型 / 特殊体験 / 雨水活用 / 普及啓発 / 体験 / 教育効果 / 雨水利用 / 評価 |
研究開始時の研究の概要 |
地球温暖化による影響を止めるには、社会構造の他、人の価値観までも変えねばならない。その点で環境教育は大きな役割を持つが、環境意識が高まりさらにそれが本質的な環境行動に繋がる真の環境教育プログラムが必要である。本研究では環境教育の限界を明らかにすることを目的に、最大限の効果を狙った環境教育を開発・実践することで環境教育の限界を知り、環境教育が担える役割や方向性を考えるための基礎資料を得る。
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研究成果の概要 |
地球温暖化防止の効果に繋がる人の意識や行動変容に繋がる環境教育を開発するための基礎資料を得ることを目的して、日本唯一の完全雨水生活を営む島での環境教育プログラム「雨水生活体験」を企画・実践を試みたがコロナ禍の影響により実働には至らず、コロナ禍でも実践可能なプログラムとして「雨水飲料化プロジェクト」を実践し、雨水の飲用という希な体験が人の意識変容にもたらす影響を質問紙調査で評価した。その結果、意識変容を高め、さらに実際の行動を変化させるためには、年齢別にターゲットを定めること、コンセプトへの理解度や製造工程に対する理解度を深めること、デザイン的なアプローチ法を検討することが有用である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
二酸化炭素排出削減など、実質的な環境負荷削減につながる行動変容を起こす環境教育の開発が喫緊の課題である。その為には、効果を最大化させる環境教育プログラムの内容やその開発時に考慮すべき点を明らかにする必要がある。その点から、今回の研究で得られた成果は意義あるものである。
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