研究課題/領域番号 |
20K02768
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
竹中 伸夫 熊本大学, 大学院教育学研究科, 准教授 (60432704)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 熊本地震 / シークエンス / 社会科 / 授業開発 / シークエンス論 / 防災教育実践 / 防災教育 / 教科教育 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,生活科,社会科における防災教育の異校種間連携の在り方について理論的・実証的に解明し,カリキュラムを構想することである。東日本大震災や熊本地震などをうけて,これまで以上に防災教育の重要性が増しているが,より効果的な防災教育を実践するにあたって,学校段階に応じていかなる段階性・系統性を設ければよいのかに関して,明確な指針が存在するとは言えない。応募者と現職教員の共同研究のもと,小学校と中学校における意欲的な防災教育に関する実践の掘り起こし,開発、実施とその成果の検証を行うことで,防災教育のより効果的な実施に向けたカリキュラムの構成原理を解明する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は,生活科,社会科における防災教育の異校種間連携の在り方について理論的・実証的に解明し,カリキュラムを構想することである。東日本大震災や熊本地震などをうけて,これまで以上に防災教育の重要性が増しているが,より効果的な防災教育を実践するにあたって,学校段階に応じていかなる段階性・系統性を設ければよいのかに関して,明確な指針が存在するとは言えない。応募者と現職教員の共同研究のもと,小学校と中学校における意欲的な防災教育に関する実践の掘り起こし,開発、実施とその成果の検証を行うことで,防災教育のより効果的な実施に向けたカリキュラムの構成原理を解明する。 上記目的に照らし合わせて,今年度実現できたのはいかの4つである。 ①熊本地震を事例に教材発掘と教材研究を実施:熊本地震から得られ,今後の防災教育においても留意すべき教材を発掘した。具体的には「避難所運営の問題」と「家電リサイクル法違反の便乗ごみ」,「プッシュ型支援の不備」である。 ②附属教員との共同研究を通じて,先行実践の収集:上記の教材に関し,先行実践を調査し,それらの成果と課題を確認した。 ③段階性・系統性に関して理論モデルを構築:海外(イギリス)の教育理論を踏まえた目標の段階による理論モデル2種(1-Aと1-B)と自国の学習指導要領の現状を踏まえた理論モデル1種(2ーA)を構想・構築した。 ④理論モデルの一つ(1ーA)に関して,段階的な授業構想という形でカリキュラムを構想できた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナと研究者の病気療養のため,研究がなかなか進まなかった。 1年延長したことで,なんとかめどが立った。
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今後の研究の推進方策 |
上記概要で示した3つの理論モデルのうち,1つに関しては,授業試案が策定できた。残る2つの理論モデル(1ーBと2ーA)に関して段階的な授業構想という形でカリキュラムを構想し,それを実践にかけ,その成果を確認することが残された課題である
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