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聴覚障害児のための算数・数学の授業過程における数学的なプロセスの創出

研究課題

研究課題/領域番号 20K02785
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
研究機関福島大学

研究代表者

森本 明  福島大学, 人間発達文化学類, 教授 (60289791)

研究分担者 江森 英世  大谷大学, 教育学部, 教授 (90267526)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード数学的なプロセス / 聴覚障害児 / 算数・数学の授業過程 / 聴覚に障害のある数学教員の要請 / 深い学び / 科学教育養成 / 聴覚に障害のある数学教員の養成 / 算数・数学 / 授業過程
研究開始時の研究の概要

聴覚障害児童生徒に数学的に考える資質・能力を育む上で教師が直面している課題の重要な鍵となるのは、数学的に問題発見・解決するための推論や表現、関連付けなどの数学的なプロセスを日々の授業において創出することにある。しかしながら、この数学的なプロセスの創出に言語活動が果たす役割は大きく、聴覚障害児が抱える言語的困難の克服が必要かつ重要となる。そこで本研究では、数学的なプロセスの創出に言語活動が果たす役割という観点から、聴覚障害児の言語的困難を明らかにし、その困難性を克服し、日々の授業で数学的なプロセスを創出する聴覚障害児のための算数数学の授業過程と教師の役割を解明する。

研究成果の概要

令和2-4年度科学研究費助成事業基盤研究(C)研究課題「聴覚障害児のための算数・数学の授業過程における数学的なプロセスの創出」では、聴覚障害児が数学的に問題発見・解決する過程を通して、数学や数学的構造を認識するという視点から、数学的なプロセスの創出に向けて、聴覚障害児のための算数・数学の授業過程について考察を行った。事例研究を通して、数学的なプロセスの創出に関わって、「抽象化・具体化」と「数量化・図形化」、「一般化・特殊化」における聴覚障害児の言語活動場面の設定ならびに言語活動を促進する教師の役割の重要性を明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

聴覚障害児のための算数・数学の授業過程の解明の問題に取り組み、本研究では、聴覚障害児が数学的に問題発見・解決する過程を通して数学や数学的構造を認識するという視点から,数学的なプロセスの創出に向けて聴覚障害児のための算数・数学の授業過程の考察を行った。本研究の成果の学術的かつ社会的意義は、聴覚障害児のための算数・数学の授業過程において数学的なプロセスを創出することに関わって,「抽象化・具体化」と「数量化・図形化」,「一般化・特殊化」における聴覚障害児の言語活動場面の設定ならびに言語活動を促進する教師の役割の重要性を明らかにしたことにある。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (10件)

すべて 2022 2021 2020

すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (4件)

  • [雑誌論文] 数学的コミュニケーションにおけるメッセージの所知性-見えないものを見る力としての数学的コミュニケーション能力-2022

    • 著者名/発表者名
      江森英世
    • 雑誌名

      大谷大學研究年報

      巻: 74

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [雑誌論文] 「数と計算」領域(下学年)における個別最適な学びと協働的な学びについて考える2022

    • 著者名/発表者名
      森本明
    • 雑誌名

      新しい算数研究

      巻: 625 ページ: 48-51

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [雑誌論文] 数学の授業過程における創造的な活動の具現化に関する事例的考察:生徒における数学的推論に光をあてて2022

    • 著者名/発表者名
      加藤慎一・森本明
    • 雑誌名

      東北数学教育学会誌

      巻: 53 ページ: 53-64

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 聞くという行為にみる算数の授業過程改善の視点:式表現を吟味する局面に着目して2021

    • 著者名/発表者名
      森本明
    • 雑誌名

      白鴎大学教育学部論集

      巻: 15 ページ: 145-165

    • NAID

      40022765989

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 数学の授業過程に数学的なプロセスを創出する教師の役割に関する省察:授業における教師の「聞くという行為」に着目して2021

    • 著者名/発表者名
      加藤慎一・森本明
    • 雑誌名

      東北数学教育学会誌

      巻: 54 ページ: 14-26

    • NAID

      130008020709

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 教師をめざす学生における数学的コミュニケーション能力の測定ー数量の関係を表す絵や図、式、線分図に焦点をあててー2021

    • 著者名/発表者名
      加藤慎一・江森英世・森本明
    • 雑誌名

      大谷大学教職支援センター研究紀要

      巻: 13 ページ: 1-27

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 聴覚特別支援学校の授業過程に数学的なプロセスを創出する活動デザインへのICT活用の状況と課題2022

    • 著者名/発表者名
      森本明
    • 学会等名
      日本特殊教育学会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] 聴覚特別支援学校の授業過程に数学的なプロセスを創出する活動デザインへのICT活用の枠組み2021

    • 著者名/発表者名
      森本明・加藤慎一・曽根一輝・原山玲・東城恵・米山文雄
    • 学会等名
      日本特殊教育学会第59回大会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 聴覚特別支援学校の児童生徒における数学的概念の理解を促すICT環境の活動デザイン2021

    • 著者名/発表者名
      曽根一輝・森本明・加藤慎一・原山玲・東城恵・米山文雄
    • 学会等名
      日本特殊教育学会第59回大会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 見えないものを見る力としての数学的コミュニケーション能力―仏教知識論「無形象・有形象知識論」における形象と所知性―2020

    • 著者名/発表者名
      江森英世
    • 学会等名
      大谷学会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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