研究課題/領域番号 |
20K02786
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
梶井 芳明 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (90723841)
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研究分担者 |
森本 康彦 東京学芸大学, ICTセンター, 教授 (10387532)
宮澤 芳光 独立行政法人大学入試センター, 研究開発部, 助教 (70726166)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 学習評価支援システム / 電子ルーブリック / 「探究科」の学習 / 教育実践の効果 / 学習指導・評価 / 資質・能力(コンピテンシー) / 総合的な学習の時間 / 形成的評価を促す電子ルーブリック / 学習評価 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の概要は,総合的な学習の時間における形成的評価を促すルーブリックの活用方法について,研究代表者らが所属する大学の附属大泉小学校の「探究科」の学習を対象に,電子ルーブリックの教育実践の効果を,実証的に明らかにすることである。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は,「探究科」の学習で育む資質・能力(コンピテンシー)に関わる電子ルーブリックを用いた学習評価法を,教育心理学と教育工学の知見を踏まえた実証的データに基づいて提案することである。その際,電子ルーブリックには,子どもたちが使用する静止画や動画,音声といった学習記録の収集機能を搭載させる。このことにより,とりわけ子どもたちが学習に取り組む際の好奇心や熱意,こだわりといった,いわゆる資質の側面に関わる学習評価方法について基礎的資料を提言することが可能になると仮定する。 今年度も昨年度に続き,新型コロナウイルス感染症拡大防止の点,及びそれに関わる対応の点から,研究対象とする小学校との打ち合わせや関りは,当初の予定通りに行うことが出来なかった。 そのような状況の下,前半は,研究代表者が中心となって,本研究に関わる先行研究の整理や,これまでの研究成果のまとめに取り組んだ。研究成果のまとめについては,日本教育心理学会第64回(2022年)総会(2022年8月10日~9月10日,オンライン開催)にて,「『探究科』におけるルーブリックを用いた自己評価活動への取り組ませ方に関する一考察」と題し,ポスター発表を行った。 後半は,前半に行った学会発表(ポスター発表)の成果と,ルーブリックを用いた授業実践について,質問紙調査法,授業観察法によるデータ収集を行ったこれまでの結果をもとに,現行の実践状況の確認と今後の研究デザインの見直しに取り組んだ。 以上,今年度は,昨年度に引き続き理論的な取り組みとともに,研究対象校での調査,観察のまとめといった実践的な取り組みを行い,その成果を学会発表へと繋ぎ,その後の論文化に向けた準備を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
今年度も昨年度に引き続き,新型コロナウイルス感染症拡大防止の点,及びそれに関わる対応の点から,研究対象とする小学校との打ち合わせや関りは,当初の予定通りに行うことが出来なかった。 そのような状況下において,「授業デザインの提案」については,これまでの研究成果に基づく学習指導・評価の観点・項目を踏まえたルーブリックを用いた授業実践について,質問紙調査法,授業観察法によるデータ収集を行った結果の分析,まとめを行い,学会発表(ポスター発表)を行った。 さらに,学会発表での成果と,これまでに質問紙調査法,授業観察法により収集したデータ結果に基づいて,現行の「学習評価支援システムの環境整備」の状況確認と今後の研究デザインの見直しに取り組んだ。 これらのことから,4年目で取り組む,学習評価支援システムの構築とその実践,検証に向けた取り組みを継続させることが出来た。
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今後の研究の推進方策 |
昨年度開始した「電子ルーブリックおよび学習記録の電子データ化が可能となる学習評価支援システムの環境整備/授業デザインの提案」を継続するとともに,それに基づく授業実践について,対象校の実情を踏まえて,調査,観察を実施する。 なお,調査,観察の成果は,学習評価支援システムや授業デザインの改善に役立てるとともに,それらを学会発表,論文にまとめ公表する。
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