研究課題/領域番号 |
20K02791
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 京都教育大学 |
研究代表者 |
清村 百合子 京都教育大学, 教育学部, 教授 (50423223)
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研究分担者 |
衛藤 晶子 畿央大学, 教育学部, 教授 (60637669)
三輪 雅美 名古屋柳城女子大学, こども学部, 准教授 (70563914)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 音楽科 / 資質・能力 / 授業デザイン / 発達 / 評価 / 表現 / 発達特性 / 音楽科教育 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、音楽科で育成すべき資質・能力モデルを構築し、それらを育成するための就学前・小学校・中学校・高等学校における音楽科の授業プログラムを開発することである。 平成29年改訂学習指導要領(音楽)において音楽科で育成すべき資質・能力が示されたものの、「具体的にどのような能力を育成すべきか」が明確でない。そこで本研究では、音楽科における資質・能力のモデル化を図り、それらを生かした音楽科の授業をデザイン(計画―実践―評価)する。そして就学前から高等学校までの系統的な音楽科プログラムを開発する予定である。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、音楽科で育成すべき資質・能力モデルを構築し、それらを育成するための小学校・中学校における音楽科の授業プログラムを開発することである。研究成果は以下の3点である。まず、発達段階における子どもの認識の内容や方法の違いを明らかにしたこと。2点目は発達特性を踏まえた上で、表現活動および鑑賞活動における資質・能力スタンダードの精緻化をはかったこと。3点目はそれら資質・能力を育成するための音楽科授業デザインの視点を導出したこと。 以上より、本研究では、小学校から中学校の9年間を通した資質・能力の違いが明確になり、音楽科で育成すべき資質・能力の系統性を具体化できたことが成果である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、①理論研究に基づいた資質・能力の規定、②実践研究に基づいた資質・能力スタンダードの精緻化、③資質・能力の育成を目指した授業像の構築、の3点にある。 本研究の社会的意義は、現場教員が自身の実践と関連づけながら、資質・能力を育成するための音楽科授業の普及が期待できる点にある。今回、発達特性を生かした資質・能力スタンダードとその育成のための授業デザインについては単元パッケージを保存したQRコードを掲載した「音楽科評価のためのリーフレット」を作成した。このリーフレットが広く現場教員に渡ることで、いつでもどこでもアクセス可能な授業パッケージとして展開されていくことを期待する。
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