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ロシア連邦における教科「生活の安全の基礎」の内容・方法に関する法制と実態

研究課題

研究課題/領域番号 20K02794
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
研究機関岡山大学

研究代表者

高瀬 淳  岡山大学, 教育学域, 教授 (00274035)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワードロシア連邦 / 安全教育 / 教科「生活の安全の基礎」 / 愛国心教育愛国心教育 / ルースキーの世界 / 生活の安全の基礎 / 愛国心教育 / ロシア / 教育課程 / 教員養成・研修 / 学校経営
研究開始時の研究の概要

ロシア連邦における「生活の安全の基礎(ОБЖ)」について、地域とのかかわりやカリキュラム・マネジメント等の学校経営上の問題と関連づけながら、①「生活の安全の基礎(ОБЖ)」の目的・内容・方法・評価等の基準、②初等・中等教育段階の学校における指導の実態、③そうした教育を担う教職員の養成・研修制度について考察する。これにより、「生活の安全の基礎(ОБЖ)」の法制と実態を総合的に捉え、そこに認められる特質と問題点の解明を通じて、誰も排除せず、すべての人が最大限の可能性を発揮できる平等・公正な社会への変革を支えていく決定要因に迫る。

研究成果の概要

ロシア連邦における教科「生活の安全の基礎」は、日本と同様、日常生活全般における安全確保のために必要な事項を実践的に理解し、自律的に安全な生活を送るための基礎を育成することが目指されている。その一方で、「生活の安全の基礎」がソ連邦時代の軍事教練を引き継いでいることから、「偉大な祖国に貢献」しようとする愛国心に基づいた社会づくりに参加することの意義や責務が強調される傾向が顕著となっている。

研究成果の学術的意義や社会的意義

ロシア連邦において、安全に関する教育・指導にあたり、教科「生活の安全の基礎」が設定され、系統的・継続的に指導されている状況が明らかになった。そこでは、自らの安全という実践的なテーマを通して、児童生徒が、未知の社会的経験を意識的・能動的に獲得し、そのプロセスの組織化を含めた能力を身につけることが目指さされている。ただし、現状において、行政当局(国家)の強い意向を受けた校長による単独責任制の学校経営のもと、個人が自らの安全について自律的に意思決定に参加する能力の育成よりも、国家の安全保障に貢献する行動規範の獲得に向けた教え込みを重視する方向性が顕著となっている。

報告書

(5件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Comparative research of safety education in Japan and Russia2024

    • 著者名/発表者名
      Atsushi TAKASE, Koji MIYAMOTO
    • 学会等名
      The Core-to-Core Joint Seminar on Reframing Sustainability Learning
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • 国際学会

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2025-01-30  

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