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フランスにおける市民・道徳・宗教に関する教育の学際的研究

研究課題

研究課題/領域番号 20K02808
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
研究機関武庫川女子大学

研究代表者

大津 尚志  武庫川女子大学, 学校教育センター, 准教授 (40398722)

研究分担者 橋本 一雄  中村学園大学短期大学部, 幼児保育学科, 准教授 (30455084)
松井 真之介  宮崎大学, 多言語多文化教育研究センター, 准教授 (70533462)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
キーワードフランス / 道徳教育 / 市民教育 / 宗教教育 / 私立学校 / 宗教
研究開始時の研究の概要

フランスにおいては「道徳・市民教育」が学習指導要領上必修教科としておかれている。フランスの公立学校で宗教教育は行われない。それに対し、フランスの私立学校はほとんどが宗教系であり、キリスト教系のみならずイスラーム系学校も最近増えてきている。フランスの私立学校の研究動向はとくに日本では手薄である。本研究では公立・私立学校の両方に着目して、道徳・市民・宗教に関するカリキュラムの動向を、社会科・公民科教育学論、国際関係論、憲法学、教育行政学からの複眼的アプローチによって学際的に研究することにより、新たな知見を得ることを試みる。

研究成果の概要

4年間にわたり、フランスの市民、道徳、宗教教育について学際的に(専門分野を公民教育、憲法学、国際関係論、教育行政学とそれぞれ異にするものであつまって)研究することができた。研究成果としては研究代表者は単著をかくことができたほか、他にも共著、論文、学会発表等におよぶことができている。なお、コロナの影響があり予定通りに渡仏して研究することはできなかった。1年延長して4年目になってしかも年度末に渡仏したが、そのときにえた情報などについては、まだ研究成果としてアウトプットをだすことができない状態にある。その点は後日とさせていただきたい。

研究成果の学術的意義や社会的意義

フランスの道徳、市民、宗教教育については、現在イスラームの問題があることからフランス国内でもさまざまな議論が行われているところである。公立学校、私立学校の双方について教育制度について研究し、宗教がどのような扱われ方をしているかを明らかにすることは意義のあることと考える。

報告書

(5件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (34件)

すべて 2023 2022 2021 2020

すべて 雑誌論文 (14件) (うち査読あり 5件、 オープンアクセス 4件) 学会発表 (10件) (うち招待講演 2件) 図書 (10件)

  • [雑誌論文] フランスの高校における『道徳・市民』科カリキュラム2023

    • 著者名/発表者名
      大津尚志
    • 雑誌名

      教育学研究論集

      巻: 18 ページ: 40-47

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] コレージュにおける道徳・市民(EMC)の教育内容2022

    • 著者名/発表者名
      大津尚志
    • 雑誌名

      フランス教育学会紀要

      巻: 34 ページ: 9-18

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [雑誌論文] ペイヨン法下2015年版学習指導要領に基づく小学校道徳教育の理論と方法2022

    • 著者名/発表者名
      大津尚志
    • 雑誌名

      日仏教育学会年報

      巻: 29 ページ: 77-87

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] "Armenian Schools In France From The Viewpoint A Japanese Sociologist"2022

    • 著者名/発表者名
      MATSUI Shinnosuke
    • 雑誌名

      Eastern Asian Studies

      巻: 5 ページ: 127-140

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [雑誌論文] フランスの私立学校に関する資料と研究動向2022

    • 著者名/発表者名
      大津尚志
    • 雑誌名

      教育学研究論集

      巻: 17 ページ: 75-82

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] ヒズメット運動による学校建設の役割と現状―ヨーロッパ諸国を例に―2022

    • 著者名/発表者名
      松井真之介
    • 雑誌名

      宮崎大学教育学部紀要

      巻: 98 ページ: 21-30

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] フランス第三共和制成立期における「教育の自由」概念についての考察2022

    • 著者名/発表者名
      橋本一雄
    • 雑誌名

      中村学園大学・中村学園大学短期大学部研究紀要

      巻: 54 ページ: 47-57

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 中学・高校における『校則』2021

    • 著者名/発表者名
      大津尚志
    • 雑誌名

      フランス教育学会紀要

      巻: 33 ページ: 153-156

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 校則を考える ~歴史をさかのぼる、今後の課題2021

    • 著者名/発表者名
      大津尚志
    • 雑誌名

      月刊生徒指導

      巻: 51(10) ページ: 14-18

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 神戸市の標準服・制服を考える2021

    • 著者名/発表者名
      大津尚志
    • 雑誌名

      兵庫民研だより

      巻: 90 ページ: 2-4

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [雑誌論文] フランスにおける社会科系教科の教員養成と研究動向2020

    • 著者名/発表者名
      大津尚志
    • 雑誌名

      社会科教育研究

      巻: 141 ページ: 96-103

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] フランスの高校教育課程2020

    • 著者名/発表者名
      大津尚志
    • 雑誌名

      高校生活指導

      巻: 210 ページ: 114-115

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [雑誌論文] フランスの学校 パリ郊外のジャン・ゼイ高校2020

    • 著者名/発表者名
      大津尚志
    • 雑誌名

      高校生活指導

      巻: 210 ページ: 122-123

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [雑誌論文] フランス情報 在外研究について2020

    • 著者名/発表者名
      橋本一雄
    • 雑誌名

      フランス教育学会紀要

      巻: 32 ページ: 111-112

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] フランスの道徳・市民教育の近年の動向2023

    • 著者名/発表者名
      大津尚志
    • 学会等名
      九州大学EUセンター、ジャン・モネ・シンポジウム『ヨーロッパ市民の形成/育成と現在の到達点』
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 米仏のいじめ対策に関する立法動向2022

    • 著者名/発表者名
      大津尚志
    • 学会等名
      日本教育法学会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 開かれた学校? 閉じられた学校? ――フランスにおけるアルメニア学校の建設と運営――2022

    • 著者名/発表者名
      松井真之介
    • 学会等名
      欧州学フォーラム2022― ヨーロッパ 圏における共存 vs. 覇権
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 憲法と道徳教育-子どもの思想・良心を形成する自由について-2022

    • 著者名/発表者名
      橋本一雄
    • 学会等名
      憲法・政治学研究会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] フランスはフランス語だけじゃない? ―フランスにおける『地域語』文化の世界と現状―2022

    • 著者名/発表者名
      松井真之介
    • 学会等名
      宮崎大学多言語多文化教育研究センター主催シンポジウム
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] コレージュにおける道徳・市民科(EMC)の内容2021

    • 著者名/発表者名
      大津尚志
    • 学会等名
      フランス教育学会 第39回大会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] フランスにおけるイスラム系移民の食文化とライシテ- フランス共和主義の普遍性と多様性と平等(エガリテ)の原則-2021

    • 著者名/発表者名
      橋本一雄
    • 学会等名
      中村学園大学ハラルプロジェクト研究2021 第6回ハラルセミナー「食の多文化  共生の視点からハラルを考える」
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] ヒズメット運動による学校建設の役割と現状:ヨーロッパ諸国を例に2020

    • 著者名/発表者名
      松井真之介
    • 学会等名
      日本国際文化学会 2020年全国大会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 土台が違えば常識も違う ――身近な「政教分離」から考える日仏比較2020

    • 著者名/発表者名
      松井真之介
    • 学会等名
      第81回 宮崎大学イブニングセミナー
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 人文学で未来を切り開く ーフランス語圏文化研究を用いた ケースメソッド教授法の展開可能性 ー2020

    • 著者名/発表者名
      高橋梓、松井真之介、山川清太郎
    • 学会等名
      ICPカンファレンス2020
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [図書] フランスの道徳・市民教育2023

    • 著者名/発表者名
      大津尚志
    • 総ページ数
      128
    • 出版者
      晃洋書房
    • ISBN
      9784771037861
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [図書] 改訂版 保育者・教師のフロンティア2023

    • 著者名/発表者名
      伊藤良高・大津尚志・香﨑智郁代・橋本一雄編
    • 総ページ数
      136
    • 出版者
      晃洋書房
    • ISBN
      9784771037441
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [図書] 新版 保育・幼児教育のフロンティア2022

    • 著者名/発表者名
      伊藤 良高、宮﨑 由紀子、香﨑 智郁代、橋本 一雄、岡田 愛
    • 総ページ数
      194
    • 出版者
      晃洋書房
    • ISBN
      4771036322
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [図書] だれが校則を決めるのか2022

    • 著者名/発表者名
      内田 良、山本 宏樹
    • 総ページ数
      238
    • 出版者
      岩波書店
    • ISBN
      4000615750
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [図書] 新版 保育・幼児教育のフロンティア2022

    • 著者名/発表者名
      伊藤良高、宮﨑由紀子、香﨑智郁代、橋本一雄、岡田愛 ほか
    • 総ページ数
      194
    • 出版者
      晃洋書房
    • ISBN
      4771036322
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [図書] 校則を考える2021

    • 著者名/発表者名
      大津尚志
    • 総ページ数
      142
    • 出版者
      晃洋書房
    • ISBN
      4771035172
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [図書] 校則改革2021

    • 著者名/発表者名
      河﨑仁志、斉藤ひでみ、内田良、大津尚志ほか
    • 総ページ数
      264
    • 出版者
      東洋館出版社
    • ISBN
      4491047464
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [図書] 校則、授業を変える生徒たち2021

    • 著者名/発表者名
      浦野東洋一、勝野正章、中田康彦、宮下与兵衛、大谷岩夫、原健、松林隆幸、日永龍彦、横手加津彦、宮盛邦友、小池由美子、大津尚志、柳澤良明、武井哲郎、坪井由実
    • 総ページ数
      306
    • 出版者
      同時代社
    • ISBN
      9784886838964
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [図書] 憲法問題のソリューション2021

    • 著者名/発表者名
      市川正人=倉田玲=小松浩編著、伊藤嘉規=上出浩=植松健一=大西祥世=君島東彦=倉田原志=栗田佳泰=坂田隆介=多田一路=橋本一雄=羽渕雅裕著
    • 総ページ数
      256
    • 出版者
      日本評論社
    • ISBN
      4535525005
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [図書] 新版 教育と法のフロンティア2020

    • 著者名/発表者名
      伊藤良高、大津尚志、橋本一雄、荒井英治郎編
    • 総ページ数
      144
    • 出版者
      晃洋書房
    • ISBN
      9784771033542
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2025-01-30  

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