研究課題/領域番号 |
20K02820
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
|
研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
岡野 昇 三重大学, 教育学部, 教授 (20314106)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
|
キーワード | 体育学習 / 運動遊び / 学び論 / 主体的・対話的で深い学び / 協同学修 / 学びの共同体 / 協同学習 / 学びのデザイン / 学びのこよみ / 体育 / アクティブ・ラーニング |
研究開始時の研究の概要 |
21世紀型の体育の授業と学びの実現に向けて、「対象的実践の協同としての学び」を基盤とした、幼稚園3年間、小学校6年間、中学校3年間の12年間にわたる体育(運動遊びを含む)における学びのデザイン開発を目的とし、三つの研究課題に取り組む。第一は幼小接続を重視した幼稚園における『運動遊びのこよみ』の提出、第二は小中連動を重視した『中学校保健体育の学びのこよみ』の提出、第三は12年間一貫を企図した『小学校体育の学びのこよみ』の提出である。
|
研究成果の概要 |
体育における協力学習と協同的学びの混同と混乱を生じさせないために、本研究では「主体的・対話的で深い学び」を「〈自己・他者・対象〉の三位一体としての学び」と捉え、体育における学びを「対象的実践の協同としての学び」として再定義した。そして、幼稚園・小学校・中学校における包括的な運動(遊び)プログラムについて、共感を育成する身体運動の枠組みと各運動種目の身体技法(わざ)の枠組みから開発した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、「社会情動的発達の視点」と「認知発達の視点」と「文化的価値の視点」から、包括的な運動(遊び)プログラムを提示したことである。これは、「体育の学習内容の質保障」と同時に、「教師の授業づくりと教材研究の自律性」を促すものとして位置づけることができる。また、コロナ禍で可視化された身体的コミュニケーションの重要性、運動(遊び)の中で共鳴・共振しながら学ぶ意義を包含するものでもある。
|