配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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研究実績の概要 |
本科研プロジェクトでは, この蓄積も基盤としつつ,小学校英語教育の専門家や小学校英語に携わる協力者 (現職教員)の協力も受けながら,小・中・高を横断した教室内英語という大局的な視点や枠組みを基盤とし, 中等英語教育の改善を目的に蓄積してきた「教師用・学習者用の教室内英語力評価 尺度の開発及びその活用事例」等の成果を体系的に整理しつつ, 小学校英語授業の改善及び英語教師の成長に資する教室内英語評価尺度の開発という喫緊の課題に取り組み, 教育的及び学術的(教科教育学)に重要な課題でもある「いかに非英語母語 話者である教師の教室内英語力を向上させ, 小学校英語授業の改善をするか」という問いに挑戦した。 本科研 の具体的な研究課題は以下の2点である。第一に, 本研究は,「教室内英語力評価尺度」の活用を通した小学校外国語授業改善および英語担当者としての成長を目指す共同研究である。第二に, 科研で取り組んできた中等教育における教室内英語力評価尺度の開発の知見に基づき,小学校の英語 授業改善・英語教員の専門的技能の向上及びそのための意識高揚に資する教室内英語力評価尺度の開 発を目的とする。 本研究の成果として, さまざまな小学校英語関連の学会で発表し, 開発した尺度を使用し小学校英語教員を対象にワークショップを行い, JASTEC Journalにおいて論文が研究論文として採択された。さらに, これまで中高の英語教師のための教室内英語評価尺度マニュアルのホームページを作成しているが, そこに小学校英語のための教室内英語評価尺度と初めて動画(マニュアル付き)を公開した。これは, 今後, 小学校英語教師の英語での授業改善のための研修会やワークショップで活用されるものである。
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