研究課題/領域番号 |
20K02837
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
大谷 哲弘 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (00783911)
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研究分担者 |
竹下 浩 筑波技術大学, 保健科学部, 教授 (30629671)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 高校就職希望者 / 就職 / 受け容れ / 早期離職 / キャリア形成 / キャリア選択における納得方略 / 高校生 / 高卒就職 / 進路指導 / 早期離職予防 / プログラム開発 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の概要は、これまで研究上あまり取り上げられてこなかった就職を希望する高校生を対象に、彼らが「キャリア選択における納得感」をどのように形成するか、そのプロセスを明らかにすること、そして、教員ができる納得感の支援方法の開発とその効果検証を行うことである。 本研究の成果は,高校における進路指導やキャリア教育への適用を推進し,就職前の早期離職予防への支援に発展することが期待される。
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研究成果の概要 |
就職を希望する高校生は,就職先を検討する中で具体的になり実現可能性を考えるとき,自身の本心を自覚し,〔意義方略〕と〔見通し方略〕を用いて,「意義」・「見通し」を見出して受け容れる。また,教師による生徒のキャリア選択における納得感を支援する方略としては,就職活動の時期に,育成者としてのアイデンティティを顕現化し,対話的方略が重要となると考えられた。これらを踏まえ,教員の進路指導において,「意義」と「見通し」の実現可能性に関して,「対話的方略」を用いて生徒のキャリア選択における納得感の構築を促した結果,一定の効果が見られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,これまで研究上あまり取り上げられてこなかった高卒就職者を対象に,キャリア選択における納得感の形成プロセスの要因を明らかにし,その中で教員の支援方略を特定した。このことにより,教員による実践で応用・修正することが可能になり,実践への適用の推進が期待される。本研究のような基礎的な研究の成果を蓄積することにより,現在課題となっている新規高卒者の早期高離職率問題に対する支援を構築する基盤となり,早期離職による社会的な損失の削減が期待される。
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