研究課題/領域番号 |
20K02843
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
佐々 祐之 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (30315387)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 教職課程コアカリキュラム / 教科特性 / 非認知能力 / 教員養成カリキュラム / 非認知的能力 |
研究開始時の研究の概要 |
平成29年11月に教職課程コアカリキュラムが提示されたが,教科の指導法に関するコアカリキュラムは,教科の指導法一般について必要な知識や技能を示したレベルにとどまっており,今後,教科特性や教師が備えておくべき非認知的能力の特性にも考慮したより具体的な教職課程コアカリキュラムへの改善が必要である. そこで,本研究では,算数・数学科の教科特性及びその指導に関わる非認知的能力の特性に着目した教職課程コアカリキュラムを研究・開発することを目的とする.なお,本研究は,算数・数学科の指導に関する知識・技能等の認知的特性だけでなく,非認知的能力に着目した教員養成カリキュラムの開発を目指す.
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研究成果の概要 |
算数・数学科の教科特性を踏まえた教職課程コアカリキュラムの開発に向けて,教員養成大学・学部の算数・数学教育担当者への聞き取りを行い,教科の専門的事項を扱う科目と教科の指導法に関する科目との関連性について考察した。また,非認知能力の育成についても調査,分析を行い,教師が児童生徒の非認知能力を捉える視点について考察した。 これらの結果を踏まえ,算数・数学科の教職課程コアカリキュラムの開発に当たっては,教科の専門的事項に関する科目と教科の指導法に関する科目の融合的な取り扱いを目指すとともに,児童生徒の非認知的能力の育成に関する事項を含めた科目内容の編成が必要であるという示唆を得ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現行の教科の指導法に関する科目の教職課程コアカリキュラムは,教科特性によらず一般的な記述になっているが,算数・数学科という教科特性を踏まえたコアカリキュラムとするために,教科の専門的事項に関する科目と教科の指導法に関する科目の融合的な扱いの必要性や非認知能力の育成に向けた事項を含めることの必要性を明らかにすることができた。これらの知見は,教科特性を踏まえた教職課程コアカリキュラムの開発の基盤となる考え方であり,具体化に向けた成果であるといえる。
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