研究課題/領域番号 |
20K02850
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
柴田 透 新潟大学, 人文社会科学系, 教授 (20242802)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 社会科教育 / 経済教育 / 価値教育 / 公民 / 公民科教育 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、社会科教育論の価値学習における課題について、新たな手法を導入することにより解決すること、さらにそれに基づいた授業開発を行うものである。近年、価値判断や価値規範の重要性は指摘されながら、それを教育のなかで行う一連の価値教育には共通した問題点を有している。この問題を解決するため、経済学の社会的選択理論を導入して価値教育の持つ課題を解決すること、さらにそれに基づく授業を構想することを目的としている.
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研究実績の概要 |
本年度は、教育方法の基礎的・理論的研究をおこなった。 具体的には、社会的選択理論の応用についての理論的研究をおこなった。社会的選択理論の創設者である、アローの研究に始まる社会的選択理論に関する先行研究について、国内外の文献を収集し、文献の読了、論点整理をおこなった。さらには、社会的選択理論を扱う国内外の学会にも参加して、最新の研究成果について情報収集と意見交換をおこなった。社会的選択理論の応用の研究やその方法を明確にした。また、中学校社会科の教科書と、経済学との理論的な関連についても研究をすすめ、経済教育学会において、研究成果について報告するとともに、意見交換を行い、その成果を踏まえて、学会誌に論文として投稿した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の計画どおりに研究は進められている。
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今後の研究の推進方策 |
最終年度においては、これまでの理論的な検討を踏まえて、実際の学校現場においての実践方法や授業構想を検討し、まとめをおこなう予定である。開発した教育方法や授業構想について、学校現場での教諭のアドバイスを受けながら、実践的な可能性について検討し、改善をおこなう予定である。それらの結果については、まとめて学会等で公表するとともに論文として出版し、この問題に対する理論的・実践的な問題提起を行うと同時に教育方法の改善についての寄与をおこなう予定である。
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