研究課題/領域番号 |
20K02854
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
|
研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
松本 金矢 三重大学, 教育学部, 教授 (10239098)
|
研究分担者 |
守山 紗弥加 三重大学, 教養教育院, 特任講師(教育担当) (50701439)
後藤 太一郎 三重大学, 教育学部, 特任教授(教育担当) (90183813)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | カリキュラムマネジメント / 支援システム / 教科横断教材 / フレームワーク / 探究学習 / 探求学習 / STEAM教育 |
研究開始時の研究の概要 |
教科横断的なカリキュラム・マネジメント力を育成する方法を探究することを目的とする。 まず、環境教育・エネルギ教育を含む消費者教育の視点から、「ひととものとの関係」を中心とした総合的なカリキュラムを組み立てるための俯瞰マップを開発し、そのカリキュラムに相応しい横断的な教材について、国内外での先進的な取り組みを調査するとともに新たな開発も行う。それら先進事例や開発した教材を分析するためのツール(フレームワーク)を提案し、それぞれの教材で育成される資質・能力を明らかにする。
|
研究成果の概要 |
教科横断的なカリキュラム・マネジメント力を育成する方法を開発することを目的とし、カリキュラム編成、教材開発・分析支援およびカリキュラムシーケンスを検討するためツールを開発した。 開発したツールの有効性を検証するために、三重大学教育学部および教職大学院の授業や現職教員研修会において、これらツールを活用した活動を実践し、評価・分析を行った。 また、海外における教科横断教育(STEM教育)の現状を調査するとともに、国内におけるSTEAM教育の現状を比較調査した。さらに、日本産業技術教育学会STEAM教育研究プロジェクトと協働し、STEAM教育の普及を図る活動を実践した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現職教員の多くが教科横断的な被教育経験がない中で、「社会に開かれた教育課程」を実現することが求められているため、カリキュラム編成を行うための具体的な方法を開発し提供したことの意義は大きいと考える。また、教科横断的な教育に関する国内外の比較研究から、日本の教育の課題を明らかにすることが出来た点も重要な成果と考える。 具体的なツール・方法を開発するだけでなく、実際の教員養成授業における実践や現職教員の研修の場でのワークショップを通して、その実用性を評価したこと、さらに教科横断型のSTEAM教育の普及を図る活動を展開したことは、本研究成果を実社会に還元するものとして意義があると考える。
|