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高校全国調査を踏まえた「探究的な学習」支援プログラム

研究課題

研究課題/領域番号 20K02867
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
研究機関立命館大学

研究代表者

蒲生 諒太  立命館大学, 衣笠総合研究機構, プロジェクト研究員 (30828041)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード探究的な学習 / 探究学習 / 高大接続 / オンライン授業 / 研究法 / オンライン学習 / 総合的な学習 / eラーニング / 科学教育 / 教育方法 / アクティブラーニング / 学校教育 / 総合的な探究の時間 / 総合的な学習の時間
研究開始時の研究の概要

学習指導要領改訂及び高大接続改革が進展する中で「探究的な学習」(探究)に注目が集まっている。しかしながら、高校現場での探究の実践や普及は遅れており、また、学校間の実施基盤の格差も散見される。そこで本研究では全国の高校現場での実態調査から探究の実践と普及を妨げる要因を明確にしながら、この知見に裏打ちされた学習プログラム及び評価指標という学校現場向けの支援パッケージを開発し、現場に根ざした支援を目指す。そのために本研究では3カ年に渡って、実態調査フェーズと教材開発フェーズを交差させながら、研究プロジェクトを最終的に統合研究フェーズへと向かう。

研究実績の概要

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、この科研プロジェクトでも予定の変更を余儀なくされてきた。4年目において主たる実績としては2点ある。1つは3年目に実施したアンケート調査等の分析が進められた。また、学習プログラムについても中高生を対象に8月に行なった。これらに加えて、研究代表者が主宰する探究発表大会でのデータ収集も進んでいる。以下、進展状況を報告する。
まず、学校対象のアンケート調査(回答は主に管理職)、「市民向け調査」、「小中高校の教員向けの調査」、「一般の高校生・大学生等向け調査」について、分析を進め、成果の一部について12月に宮崎県の高等学校で行われた研修会にて報告し現場の先生方と意見交換を行なった。また、これまで取得してきた学習データの分析も順次進めた。
学習プログラムの実施については、8月に2日間に渡り、中高生6名で実施し、成果物を作成、そのプロセスとともに記録した。
次年度は習得した各種データの分析及びそれら成果のアウトプットを行い、学習プログラムについても追加で試行する予定である。さらに必要なデータ収集等も実施する。予算の再検討の結果、一部調査については規模を縮小したり取りやめたりする可能性もあるなど、計画の微調整が必要となる。加えて、不登校が急増するなどのポストコロナの学校現場の状況を反映させ、これまでの調査で培ってきたオンライン授業のノウハウや学習者のニーズ分析の結果を踏まえ、研究成果のアウトプット及び社会還元の方法も工夫していく。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

コロナ禍の影響で学習プログラムの実施が延期され、大幅な研究計画の見直しが求められた。また、アンケート調査等でも現場の学習状況の落ち着きを待つ必要があった。これらの結果、各種データ収集が遅れた。4年目ではデータの分析を進めたが、アウトプットの方法、さらにその品質を高めるために改めて計画を練り直し、期間を延長し、社会還元のあり方も含め、検討することとした。

今後の研究の推進方策

学習プログラムの追加実施及び、これまで収集したデータの整理と分析、さらに順次調査報告の公開をウェブサイト及び各種学会、研修会で行い、フィードバックを得ながら、最終的に研究成果の社会還元を促進していく。

報告書

(4件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (12件)

すべて 2023 2021 2020 その他

すべて 雑誌論文 (3件) (うちオープンアクセス 3件、 査読あり 2件) 学会発表 (6件) (うち招待講演 3件) 図書 (1件) 備考 (2件)

  • [雑誌論文] 博物館を利用した「探究的な学習」のための基礎研究―全国博物館アンケート調査を通して―2021

    • 著者名/発表者名
      蒲生諒太
    • 雑誌名

      同志社女子大学教職課程年報

      巻: 4 ページ: 4-22

    • NAID

      120006979901

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] オンライン上での大規模遠隔授業の授業データを用いた報告 ― コンテンツ制作・授業運営・学生動向の視点から ―2021

    • 著者名/発表者名
      蒲生諒太・土元哲平・武田悠衣・大塚李基・大月隆生
    • 雑誌名

      立命館高等教育研究

      巻: 21

    • NAID

      120007041277

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 学生の探究学習経験を踏まえた 探究学習評価質問票 TanQ の開発2021

    • 著者名/発表者名
      藤本学、蒲生諒太
    • 雑誌名

      立命館高等教育研究

      巻: 21

    • NAID

      120007041273

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] オンラインで広がる現場と私たちのアクチュアリティ-新しい時代の公共圏をつくるコミュニケーション2021

    • 著者名/発表者名
      小澤伊久美, 蒲生諒太, 原田奈穂子, カルダ―淑子, 岡本仁宏, 平川秀幸
    • 学会等名
      日本質的心理学会第18回大会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 「コロナ禍における大学」をめぐって何が起きたのか:大学現場のリアリティと対面授業再開運動の実態2021

    • 著者名/発表者名
      蒲生諒太
    • 学会等名
      日本教育学会第80回大会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] オンデマンド型授業の構成と運営:設計思想及び学生アンケートデータに基づく2021

    • 著者名/発表者名
      蒲生諒太
    • 学会等名
      2021年度 第1回教学実践フォーラム
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 太極拳オンライン教材の開発プロセスと意義 :「リモート太極拳~文化と歴史、そして科学から~」理論編について2021

    • 著者名/発表者名
      蒲生諒太、滝沢宏人、藤永博、樊孟、山本賢二、上り浜誠一、天野勝弘
    • 学会等名
      第22回大会ようせいフォーラム2021(日本養生学会)
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] あしたの教室:2020年の大学現場から2020

    • 著者名/発表者名
      蒲生諒太
    • 学会等名
      第24回 関西大学FDフォーラム「ニューノーマルに対応した新しい授業形態の可能性 -関関同立の教員による提案-」
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] VODを用いた大規模型授業の実践2020

    • 著者名/発表者名
      蒲生諒太
    • 学会等名
      2020年度第1回教学実践フォーラム
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [図書] 教育用語ハンドブック2023

    • 著者名/発表者名
      古川治, 姫野完治, 西森章子(編著),田中博之(監修)
    • 総ページ数
      289
    • 出版者
      一莖書房
    • ISBN
      9784870742512
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [備考] コロナ禍の大学生とその変化:立命館大学学部生を対象に(2023年3月31日公開)

    • URL

      https://sites.google.com/view/education-in-tommorow/University-in-Corona/student-in-pandemic

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [備考] あしたの教室

    • URL

      https://sites.google.com/view/education-in-tommorow/

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-12-25  

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