研究課題/領域番号 |
20K02871
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
勝本 敦洋 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (30780621)
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研究分担者 |
森山 潤 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (40303482)
上之園 哲也 弘前大学, 教育学部, 教授 (20735120)
中原 久志 大分大学, 教育学部, 准教授 (00724204)
世良 啓太 奈良教育大学, 技術教育講座, 准教授 (30802243)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ものづくり教育 / 小学校図画工作科 / 小学校理科 / 技術リテラシー / 技術教育 / 図画工作科 / 中学校技術・家庭科技術分野 / ものづくり学習 / 木育 / 小学校 / ものづくり |
研究開始時の研究の概要 |
図工科と技術科の授業とを適切に接続しうる授業改善の方向性を児童のものづくり学習に対する意識や学習適時性を科学的に示した上で,図工科において,従来重要視されてきた製作物に対する審美性の追求も保持しつつ,技術科の教員免許を所有しない小学校教員にも受け入れやすく,単独で指導できるものづくり学習の題材と授業実践モデルを開発する。さらに,開発した題材による授業を受けた児童がどのように変容し,その後履修する技術科のものづくり学習において,小学校での学習がどのように反映されているかを検証し,授業実践モデルの有効性を証明する。このことにより,図工科における具体的なものづくり学習の題材と授業実践モデルを示す。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は,図工科における技術科との接続を意識したものづくり学習の題材と授業実践モデルを開発し,それらを小学校に広く普及させ,我が国の小学校段階からの技術教育の充実を図ることである。 そこで,該当年度は次のように研究を進めた。一つ目は,新たに開発した小学校高学年児童向け教材(電動で動くおもちゃ(仮称))の評価及び拡張機能の検討を行った。具体的には,教材に搭載する電源に乾電池型IoT製品(MaBeee)の採用の検討や,授業実践としては米国の実践モデル(Flight test)を参考にするなどし,試行的実践に向けた条件整備を開始した。二つ目は,前述した小学校高学年児童向け教材(電動で動くおもちゃ(仮称))における拡張機能の可能性について検討した。具体的には,製作過程における,小学校理科との関連を持たせた①電気配線の学習の要素を付加するための各配線パーツ,②重心位置を考える学習を付加するための授業デザイン,③その他全体的な構造等の検討を行った。三つ目は,本研究における開発中の題材の試行的実践に関連して,実際の小学校現場の教員がどの程度のスキル(技術リテラシー)を持っているか,さらにこのようなものづくり題材に対する意識レベル(題材に取り組む積極性等)はどのようになっているか等の状況と今後の課題等について調査研究を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症の影響で学校現場との連携が取りにくく,一歩踏み込んだ研究活動が十分にできなかった。
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナウイルス感染症への防御対策も緩和され,今後は学校現場との連携を加速させることが可能になると考えられる。今後は開発した教材等の試行的実践等を実施し効果の検証等を行い,それらの成果をまとめる作業を進める。
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