研究課題/領域番号 |
20K02872
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
川口 明子 岩手大学, 教育学部, 教授 (50466512)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ガムラン / 音楽文化 / 視聴覚教材 / 身体技法 / 口頭伝承 / 創作 / インドネシア |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、世界の音楽文化の代表例としてインドネシアのガムランを取りあげ、「表現」と「鑑賞」をリンクさせた体験学習を可能にする視聴覚教材(DVD)の開発を目的とする。具体的には、①ガムラン楽器と音楽文化の紹介、②ガムラン本来の、楽譜に頼らない口頭伝承による身体技法の学習、③代用楽器による合奏とガムランの音楽構造を応用した「創作」を、教材化の3本柱とし、解説書付のDVD教材「ガムラン音楽文化の魅力:聴いて・見て・真似して・つくって・楽しもう」を作成する。その上で、作成した教材を学校、教員養成、教員研修等で広く活用するための有効性について検証し、研究のまとめとする。
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研究成果の概要 |
本研究は、インドネシアのガムラン音楽文化の体験学習を可能とする視聴覚教材(DVD)の開発を目指したものである。具体的には、①ガムラン楽器と音楽文化の紹介、②口頭伝承によるガムラン音楽の身体技法の学習、③代用楽器による合奏とガムランの音楽構造を応用した「創作」を、教材化の3本柱とし、解説書付のDVD教材「ガムラン音楽文化の魅力:きいて・みて・まねして・つくって・楽しもう」を作成した。作成過程で、教員養成における本教材の活用を試行した結果、「表現」と「鑑賞」をリンクさせたガムラン音楽文化の体験学習の有効性が認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果により、次のような学術的・社会的意義が認められた。①「表現」と「鑑賞」をリンクさせたこれまでにないガムラン音楽文化の教材作成、②伝統音楽における口頭伝承と体験学習への応用、③代用楽器の活用と「創作」教材の開発、④メディア(視聴覚教材)による学習法の開発:口頭伝承の音楽におけるDVD教材の役割とその可能性の拡大、⑤世界音楽world musicsの教育とガムラン音楽文化の学習とのリンク、⑥身体技法の伝承による無形文化遺産の継承、⑦伝統と現代:古典から新作・創作を生み出す。
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