研究課題/領域番号 |
20K02886
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
土屋 聡 岡山大学, 教育学域, 准教授 (20432891)
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研究分担者 |
栗山 雅央 西南学院大学, 国際文化学部, 助教 (20760458)
長谷川 真史 東京学芸大学, 教育学部, 研究員 (40706769)
奥野 新太郎 岡山理科大学, 教育学部, 准教授 (60706761)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 漢文教育 / 関連教材 / 『語文』 / 言語文化 / 漢文学教育 / 古典不要論 / 漢語表現の構造 / 高校国語 / 遠隔授業 / 普通高中語文課程標準 / 語文 / 中国の古典教育 / 語文教科書 |
研究開始時の研究の概要 |
近年、日本ではアクティブラーニングの視点に立った授業改善が求められ、古典教育においても様々な試行錯誤がくり返されている。ところで、中国の古典教育では教科書教材とともに豊富な関連教材(例えば同じ作者の他の作品、異なる作者の類似作品、後世の批評や注釈など)を利用した探究・対話型の学習が既に展開されているのであるが、このことは従来あまり知られていない。本研究は関連教材というものの教育的意義を明らかにしながら、中国の古典教育の先進性や柔軟性を応用して、日本の漢文教育に最適化された関連教材を開発しようとするものである。
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研究成果の概要 |
本研究は、日本の漢文教育に最適化された関連教材(例えば同じ作者の他の作品、異なる作者の類似作品、後世の批評や注釈など)を開発するものである。特に、中国における古典教育との比較という観点を導入し、その先進性や柔軟性を取り入れた点に特色がある。また、言語教育としての漢文学習という観点から、新しい科目である「言語文化」の教科書に対する評価を試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
関連教材自体を対象とする研究は、いわゆる教科書教材の研究に比べると、日中を問わずまだまだ少ない。しかし、新「学習指導要領」(平成30年告示)では、古典の特性として「他の作品」との関係の中で作品を理解する必要性が明示されている。関連教材の研究とはまさにこの点に関わる研究であり、本研究では関連教材が学習者の主体的・対話的な漢文学習にどのように寄与するか、そのメカニズムを明らかにするという成果をあげた。また、漢文が持つ言語教育としての側面に注目し、新科目「言語文化」のあり方についても考察を加えた。これらの成果は、内外の学界に対してタイムリーに知見を提供するものである。
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