研究課題/領域番号 |
20K02891
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 育英大学 (2023) 帝京平成大学 (2020-2022) |
研究代表者 |
山本 佐江 育英大学, 教育学部, 准教授 (10783144)
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研究分担者 |
有本 昌弘 東北大学, 教育学研究科, 教授 (80193093)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ミドルリーダー / 学習アセスメント / カリキュラム・マネジメント / 授業研究 / 職能成長 / 対話的フィードバック / 学校改善 / 教室の評価 / 間違いの重視 / 文化的台本 / 形成的アセスメント / 組織的授業研究 / アセスメントリテラシー / 主体的に学習に取り組む態度 / 見とり / 社会文化的視点の評価 / 総合学習/総合活動 / 組織的授業実践 / ティームティーチング / レッスンスタディ / 形成的評価 / ブルームのタキソノミー / 情意領域 / 自己抑制 / 自己評価活動 / 総合学習 / 形成的フィードバック / カリキュラムマネジメント / 職能成長プロセス |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、学習アセスメントを活用して組織的授業研究を可視化し、カリキュラムマネジメントを通じた教員のミドルリーダーへの職能成長を実現する持続的な授業研究のあり方の提言を目的としている。持続的授業研究を実施することが可能な複雑な学校要因の分析を目指し、分野の異なる学習アセスメント研究と授業研究、ミドルリーダー研究の3領域にまたがる実践研究である。研究範囲は、小学校中学校高等学校をフィールドとし、児童生徒と教員を研究対象とする。評価概念の拡張を意図した学習アセスメントによる、カリキュラムマネジメントの中核を占める役割を明確化する。さらに、ミドルリーダーの役割と機能にも着目する。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、組織的授業研究を可視化し、カリキュラム・マネジメントを通して持続的な授業改善を行い、学校をエンパワメントするミドルリーダーの職能成長の有り様を明らかにすることである。授業研究の視点として、学習アセスメントを重視し、従来の評価方法以外に、学習の最中に自動生徒の学びの証拠を引き出す形成的アセスメントを実施することで、授業研究においてミドルリーダーが積極的な役割を果たすことを可能にした。また、そのリーダーシップによって、授業研究にあり方をモデル化することができ、学校全体で組織的に授業改善へと向かう道筋が開けることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、持続的な授業改善が起きるようにするためミドルリーダーが率先して授業研究を行い、形成的アセスメントを活用した改善モデルとして、授業研究を通した組織的な学校改善に資する様子を具体化した。学術的意義として、従来別の領域と捉えられてきた授業研究、学習アセスメント研究、ミドルリーダー研究の一体化が図れ、ビジョンの実現に向けてアラインメントされる実相が見出されたことが挙げられる。社会的意義としては、組織的な学校改善をスクールリーダーのみならずミドルリーダーからボトムアップ的に実施することによって、学校全体がエンパワメントされる関係が明らかになったことが挙げられる。
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