研究課題/領域番号 |
20K02917
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
添田 佳伸 宮崎大学, 教育学部, 教授 (00197005)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 見立て / 幼児 / 知識構築 / 図形 / 視点 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,子どもの様子をビデオに収め,記録し,分析することを通して,幼児は,具体的にどのような見立てを行っているのか,新たに出会ったものをどのようなものと見なして知識構築を行っているのか,また自分のイメージを表現する際どのような見立てを行っているのか等をまとめ,幼児期における幼児の認知・理解の様相を明らかにすることを目的とした研究である。
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研究成果の概要 |
1年目,2年目における幼児の見立ての実態把握から,幼児期のどの学年の子どもも見立てを行っていることが確認できた。さらに,幼児が見立ての共有を行っていることや見立ての共有による理解を保育者が介入することによって促していることも確認できた。それを受け,小学1年生の算数の授業において,見立ての果たしている役割や教師の働きかけの様子を確認した。図形の学習において,見立てが図形を捉える視点を与えていることや図形の中に他の図形を見る視点を与えているという役割を果たしていることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
数学教育において,見立てがどのような役割を果たしているかについて言及されたものはあまり多くない。また,小学校第1学年の図形領域の単元である「かたちづくり」における色板並べの意義についてもあまり述べられていない。今回の研究で,見立てが図形を捉える視点を与えていることや図形の中に他の図形を見る視点を与えているという役割を果たしていることが明らかにしたことは,今後の数学教育における図形学習の意義を考えるうえで1つの視点を与えるものと思われる。
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