研究課題/領域番号 |
20K02927
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 埼玉学園大学 (2022-2023) 皇學館大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
杉野 裕子 埼玉学園大学, 人間学部, 教授 (10556640)
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研究分担者 |
飯島 康之 愛知教育大学, 教育学部, 特別教授 (30202815)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | プログラミング / LOGO / 回転量 / 角度 / 教材開発 / 図形概念 / 角概念 / 算数 |
研究開始時の研究の概要 |
前回の科研費研究では、図形概念を形成するためのプログラミング活用として、小学校5年の「正多角形」、6年の「拡大図と縮図」で行った。算数科でのプログラミング活用を考える場合、算数用語学習の始まる2年ですでに概念形成は開始されており、順を追って無理なく進めることが望まれる。 本研究では、2年から4年までの、算数の図形学習のためのプログラミング活用を中心に行い、併せて5年からの活用につなげることで、図形概念形成のためのプログラミングの基盤を確立しようとするものである。そのための教材開発と授業実践としては、長方形と正方形(2年)、角、正三角形(3年)、平行四辺形とひし形(4年)で行う予定である。
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研究成果の概要 |
プログラミングは、言語・記号的記述と、画面での図の両方をもつ。子どもは、図形を構成的に描き、画面からのフィードバックによって、言葉の意味や、図形の性質に気づくことができる。図形を描くためには「形・大きさ・向き・位置」を決める数値を入れる必要がある。これらの様々な図をみることで、多面的なイメージを形成することができる。 LOGOのタートルが内角で回転する教材を開発した。画面では、描画と言語を逐次表示するとともに、複数の図形の対比を可能にした。特に、第4学年「角度」の授業の導入の3時間で角を描くプログラミングを通して、児童は、回転量と角の形の関係について理解していった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、小学校教育において、コンピュータを使った授業が行われ、とりわけプログラミングを教えることになっているが、その具体的方法は模索中である。特に、今後は教科の目的を達成するための使い方も、その強力なひとつとして、文部科学省によって方向づけられている。 本研究は、実際に、図形の理解をするためのプログラミングと、その教材を開発し、授業実践検証において、その有用性を示したものとして、今後の算数におけるプログラミングの方向性を示したものとして、意義がある。
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