研究課題/領域番号 |
20K02934
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09050:高等教育学関連
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
二宮 祐 群馬大学, 大学教育・学生支援機構, 准教授 (20511968)
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研究分担者 |
小山 治 京都産業大学, 全学共通教育センター, 准教授 (50621562)
児島 功和 山梨学院大学, 学習・教育開発センター, 准教授 (80574409)
松本 亮 神戸市外国語大学, 外国学研究所, 客員研究員 (30745857)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 大学教授職 / 大学政策 / キャリア / 実務家教員 / 研究者教員 / アカデミズム教員 / 専門職大学院 / 高等教育の修学支援新制度 / 高等教育政策 / 大学教育 / 大学経営 / 専門職養成 |
研究開始時の研究の概要 |
大学で学部教育を担う「実務家教員」の資質・能力の特徴について、調査を実施して明らかにする。学問分野横断的に研究対象を設定しつつ「実務家教員」をマス型からユニバーサル型への段階移行の際に生じる課題として位置付けたうえで、(a)政策における「実務家教員」に対する期待、(b)それに対応して進められている「実務家教員」養成プログラムの内容、(c)すでにその職に就いている「実務家教員」の資質・能力に関する自己評価、(d)学術的知識を有する伝統的な教員による「実務家教員」に対する評価、これら4点の分析の焦点を設定して相互の相違点と一致点を明らかにする。「実務家教員」政策に対して新たな学術的知見を提供する。
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研究成果の概要 |
第1に、「実務家教員」の来歴の類型を示した。2003年度に発足した専門職大学院政策、2017年閣議決定「新しい経済政策パッケージ」に基づき進められた「高等教育の負担軽減に関する制度」に関連する政策、そして、学問分野固有の事情による実務経験者の採用慣行である。第2に、聞き取り調査を実施して、そのデータを教育社会学における知識伝達の特徴に関する理論を用いて分析した。第3に、質問紙調査を実施して、「実務家教員」と「アカデミズム教員」とを比較して分析した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
各種調査への回答者の属性に偏りがあったという課題はあるものの、全体的な特徴として、教育に関する意識について「アカデミズム教員」と「実務家教員」との差異はあまり大きくはなく、むしろ学問分野間の差の方が顕著であることが明らかになった。同時に、「実務家教員」は教育の内容や方法に関して不安を覚えることがある。ファカルティ・ディベロップメントを通じた支援が必要である。
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