研究課題/領域番号 |
20K02976
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09050:高等教育学関連
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
荒巻 恵子 帝京大学, 公私立大学の部局等, 教授 (80743070)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | インクルーシブ教育学 / 教師教育 / カリキュラム開発 / 専門性開発 / 教育対話学 / 高等教育 / データサイエンス / インクルージョン / カリキュラム |
研究開始時の研究の概要 |
「インクルーシブ教育学」という新たな学問分野については,これまで英国を研究フィールドにして多様性社会における「インクルーシブ教育学」への視座をテーマに,海外大学間連携による理論研究と高等教育機関における教師の継続的専門性開発研究の理論研究と実践研究をを行ってきた。本研究では,我が国においての「インクルーシブ教育が特別支援教育である」という偏重した概念を早期に払拭し,「インクルーシブ教育学」の流布と多様性社会に向けた教育実践とカリキュラム研究を高等教育機関で行い,今後の我が国での普及の可能性を明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究は,高等教育機関での教員養成課程における「インクルーシブ教育学」という新しい分野のカリキュラムを開発することを目的として,高等教育機関の教員養成課程において,未開である「インクルーシブ教育学」について,授業の事例研究を行い,教師の継続的専門性開発の理論研究の枠組みからの分析と検討を行った。本研究の独自性と創造性として,「インクルーシブ教育学」という新たな分野の流布と教員養成課程におけるカリキュラム開発を掲げた。その開発においては『継続的専門性開発』のアプローチにより,カリキュラム開発を行い,テキストの開発とその効果測定を行った。成果を学会等で発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「インクルーシブ教育学」は,実践に基づくため,教育課程の中での授業デザイン,指導法といった教師の専門性が問われる。「インクルーシブ教育学」は,人権・経済・障害・環境の4つのインクルージョンの局面から,これまで排斥されてきた人々を万人のための教育として,一人ひとりの幸福度を高めるための教育実践が必要とされた。また,教師の専門性開発のための方法論である継続的専門性開発の方法論を用いることにより,カリキュラムに基づく教授法や学習方略に焦点を当て,研究指導を促進し,学生を巻き込むことまでも目指した高等教育セクターにおける専門性開発の理論として本研究では,その成果を発表できた。
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