研究課題/領域番号 |
20K03009
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 明星大学 |
研究代表者 |
明官 茂 明星大学, 教育学部, 教授 (90755993)
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研究分担者 |
新井 英靖 茨城大学, 教育学部, 教授 (30332547)
渡邉 健治 東京学芸大学, 教育学部, 名誉教授 (70158624)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2021年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 自立活動 / 教育課程 / 知的障害教育 / 知的障害 |
研究開始時の研究の概要 |
知的な遅れに対応した教育である知的障害教育では、自立活動の時間における指導が奨励されていなかった。しかし、最近の全知長の調査によれば、教職員の自立活動への期待が高いことが分かってきた。本研究では、校長会と連携した予備調査や全国調査を行い、知的障害教育における自立活動の時間での指導とその他の教育活動での指導の在り方を分析し、自立活動の内容を整理するとともに教育課程編成上のモデルを示すことで、知的障害教育の課題である障害に応じた教育を発展させることや、知的障害特別支援学校に求められている個々の障害に応じた教育課程編成につなげる研究に効果的な内容が提供できる。
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研究実績の概要 |
本研究は、今まで行われている我が国の知的障害特別支援学校での自立活動に関する実践を調査し分析することで、自立活動の時間による指導の優れた実践を明らかにするとともに、その他の学習での自立活動に関する指導との関係性についても分析することによって、学校の組織的取組に当たる教育課程を研究し、自立活動の具体的な教育課程編成のモデルを示すことである。 令和4年度は、前年に行った全国の知的障害特別支援学校における自立活動の調査を基に、引き続き学校への訪問調査を実施した。訪問調査はコロナウィルス感染拡大のために前年度できなかった4校で実施した。この調査結果を基に、特殊教育学会、特別支援教育実践研究学会で結果を発表するとともに、竹早教員保育士養成所研究紀要に「知的障害教育における自立活動の課題」を、明星大学教育学部紀要に「知的障害教育における自立活動の指導の実態と課題」を投稿した。また、「特別支援教育サポートBOOKS 発達障害・知的障害『自立活動』の授業づくり」を明治図書から発刊した。 諸外国で行われている自立活動と同様な指導に関する調査は、コロナウイルスの感染拡大ため文献調査に変更して、イギリス、アメリカの文献調査を行った。令和4年度は「英国の特別な教育的ニーズのある子どもと障害児に対するPSHEカリキュラムの検討」を茨城大学の研究紀要に発表した。 令和5年度は、研究に協力を頂いた、全国特別支援学校知的障害教育校長会の全国大会で報告を行うと共に、「アメリカにおける知的障害児の学習及び生活上の困難の指導についての一研究」を投稿する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
調査研究及び文献研究は終了し、論文も発表した。 アメリカの研究に関しては、論文の発表時期の関係で年度内には投稿できなかったが、令和5年度に投稿予定である。
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今後の研究の推進方策 |
アメリカの研究に関して、文献研究を進めて論文として発表する。
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