研究課題/領域番号 |
20K03027
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 大阪教育大学 |
研究代表者 |
平賀 健太郎 大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (30379325)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 校舎内 / 病弱・身体虚弱特別支援学級 / 研修会 / 病弱教育 / 研修 / 専門研修 |
研究開始時の研究の概要 |
退院後の地域で暮らす病気の子どもの教育に関して、大きな役割が期待されているのが校舎内の病弱・身体虚弱特別支援学級である。しかし、その詳細な実態は明らかとなっておらず、また担任している教員を対象とした研修の機会も少ない。本研究では、校舎内の病弱・身体虚弱特別支援学級の担任、および病院内の学級の担当教員および各教科等の専門家へのインタビュー調査の結果を踏まえて、校舎内の病弱・身体虚弱特別支援学級の担任向けの研修を計画・実施する。受講者の評定に基づく研修効果や課題を検証したうえで最終的な研修プログラムを完成させ、その内容を広く公開する。
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研究成果の概要 |
本研究では、校舎内の病弱・身体虚弱特別支援学級内専門性を高めるプログラムの開発とその検証を行うことを目的としていた。プログラムを開発するために、校舎内の病弱・身体虚弱特別支援学級内の現状と課題を明らかとし、そこで得られた課題を改善する方策について、各教科の専門家への面接調査によって得ることができた。以上の研究結果を踏まえて、校舎内の病弱・身体虚弱特別支援学級内の担当教員向けの研修プログラムの開発・実施を行い、その効果について受講後に質問紙調査をもとに検証を行った。その結果、研修内容に関しては概ね肯定的な評価が得られ、さらに学級担当が集まって受講することの意義に関する言及が認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年の小児医療の進歩や、インクルーシブ教育システムの充実がめざされる中、校舎内の病弱・身体虚弱特別支援学級の充実は重要な教育課題である。しかし、校舎内の病弱・身体虚弱特別支援学級の学級担任が専門性を高める内容を体系的に学ぶ機会は少なく、現場の実態やニーズを踏まえた研修の機会を整備することが求められている。本研究の成果として、研修プログラムを開発・実施する中で、担当教員の専門性を高めるための効果的な講義内容について提言したことだけでなく、同じ立場の教員が集まって受講することの重要性を示唆したことがあげられ、今後の病弱教育の充実・発展に寄与したと考えられる。
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