研究課題/領域番号 |
20K03028
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
大羽 沢子 鳥取大学, 医学部附属病院, 助教 (60846244)
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研究分担者 |
井上 雅彦 鳥取大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20252819)
小枝 達也 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, こころの診療部, 部長 (70225390)
前垣 義弘 鳥取大学, 医学部, 教授 (80252849)
福崎 俊貴 鳥取大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (80838764)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 算数障害 / 数的基礎力検査 / トレーニングアプリ / 早期介入 / スクリーニング / 評価 |
研究開始時の研究の概要 |
申請者らは算数技能達成の評価ではなく、算数障害の中核的症状である①,②,③の3つの領域の困難さを測定する数的基礎力検査(大羽ら,2018年:2019年3月特許申請中)を開発し、算数障害の中核的な症状をとらえ、この結果が算数技能達成の評価を予測することを明らかにした。 本研究は、算数障害(計算処理システム=①数値情報処理、②数的事実の学習、③正確または流暢な計算の実行に障害がおこる)が疑われる児童を対象に、これら3つの領域を指導するプログラムとして、トレーニングアプリを完成させるとともに、その効果を検討することを目的とする。
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研究成果の概要 |
ディスカリキュリアの中核症状に対する早期介入スクリーニングテストを搭載したトレーニングアプリを用いて、非盲検ランダム化比較試験を実施した。分析可能なデータを取得できた参加者は42名で、実験群20名、対照群22名であった。その結果、有意差は足し算のみであった。足し算が有効であった理由は、物を数えて増やす、量を足すなど、足し算をする内容が多かったためと考えられる。今後は、数を減らすコンテンツを取り入れることが必要である。アプリ開発で使用する課題を子どもの理解度に合わせて自動的に提示し、自発的な学習を促すようなアプリの開発が求められる
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
先行研究において、算数障害の子どもたちを対象としたトレーニングアプリの効果検証に関するものは小数であり、中でもRCTで効果検証をした研究は少ない。日本において、算数障害の中核的症状である計算の自動化(流暢性と正確性)に関する効果を今回検証できたことは大きな成果であると言える。今後は、算数障害の傾向が明らかになりやすい中学年や高学年向けの内容も加味し、今回の試験結果の課題に対応したアプリを開発することによって、小学校低学年からの介入と支援について医療または教育において活用できる。
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