研究課題/領域番号 |
20K03032
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 国際医療福祉大学 (2021-2023) 新潟医療福祉大学 (2020) |
研究代表者 |
富澤 晃文 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 准教授 (80433671)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | インクルーシブ教育 / 幼児 / 語音聴取能 / 雑音下 / 集団参加 / インクルーシブ保育 / 語音了解度検査 / 雑音 / 聴性行動 / コミュニケーション行動 / 幼児用語音聴力検査 / インクルーシブ保育・教育 / 教室音響 / 発達・教育上のリスク検出 / 語音聴取 / ノイズ / 集団適応 / 障害児保育 / 聴覚障害 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、主に音声言語によって意思伝達・教育活動がなされる就学前のインクルーシブ保育・教育に焦点をあてて、①幼児用語音聴取能評価法、②幼児用語音聴取評価のための競合雑音、③集団参加・適応状況評価のための質問紙の3セット構成による、幼児向けの包括的アセスメント法を開発することを目的とする。 ①幼児用語音了解度検査、および②競合雑音を開発する。③ 集団参加・適応状況の評価として、子ども認知・行動的の諸要因と教育活動参加度との関連をプロフィール形式で明らかにする質問紙であるSIFTERの日本語版質問紙を開発する。
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研究成果の概要 |
インクルーシブ保育が推進される中、日本語音声の聴取・理解に困難がある幼児の集団参加に対しては、就学前の早期支援の観点からも、適切なことばの聴取能の実態把握に基づいた配慮・支援が求められるところである。本研究では、①幼児用語音聴取能評価法と雑音下の聴取評価、②集団参加・適応状況評価のための質問紙の開発を目的とした。①幼児用語音聴取能評価法については、57-S検査の雑音下の聴取特性に関する基礎データを得たが、語音了解閾値検査については音響的な等価性を確保できず、検査刺激の開発までには至らなかった。②質問紙の開発については、4カテゴリーによる計39項目による質問紙を完成させた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、主に音声言語によって意思伝達・教育活動がなされる就学前のインクルーシブ保育・教育に焦点をあてて、①幼児用語音聴取能評価法、および雑音下の聴取能評価の開発、②集団参加・適応状況評価のための質問紙のセット構成による、幼児向けの包括的アセスメント法を開発することを目的とした。①について、成人用評価法である57-Sとの等価性を保持させる形での語音聴取閾値検査を完成させるまでは至らなかったが、雑音下の日本語音声の聴取特性の基礎データを得る成果を得た。また②で開発した質問紙は、集団参加への困難さを、ことばの聴取を含めどのような原因によるものか、カテゴリー別に判断できるツールとなった。
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