研究課題/領域番号 |
20K03048
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
竹澤 大史 和歌山大学, 教育学部, 准教授 (80393130)
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研究分担者 |
吉川 徹 愛知県医療療育総合センター発達障害研究所, 障害システム研究部, 客員研究員 (70456680)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 発達障害 / 家族支援 / 心理教育 / 早期支援 / ペアレントトレーニング / 養育者 |
研究開始時の研究の概要 |
発達障害児の養育者を対象とした早期支援プログラムの開発を目指し、子どもの診断前後から継続的な支援を可能にするための各プログラムを試行し、その効果を検証する。(1)子どもの診断告知の時期に養育者を対象とした心理教育プログラムを実施する。(2)心理教育プログラムを経験した養育者を対象にペアレントトレーニングを実施する。(3)宿泊型親子支援プログラムを実施する。各プログラムについて、ペアレント・メンターが参加することによって、ピア・カウンセリングの効果が期待できる。家族の属性や参加形態による効果を検証し、プログラムの最適な組み合わせや実施の時期を検討する。
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研究成果の概要 |
発達障害のある幼児及び児童の養育者を対象とした家族支援プログラムを実施した。幼児の養育者には、主に発達障害の特徴や子育てに関する知識及び方法を系統的に伝える心理教育プログラムを実施した。プログラムの開始時及び終了時に参加者の抑うつ感及び育児ストレスの状態を測定し、プログラムの実施前後における変化を分析し、プログラムの効果を検証した。児童の養育者には、主に子どもの行動の捉え方や具体的な子育ての方法について伝えるペアレントトレーニングを実施した。プログラムの開始時及び終了時に、参加者の養育態度及び子どもの適応行動の状態を測定し、プログラム実施前後における変化を分析し、プログラムの効果を検証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
プログラムに参加した養育者において、発達障害や子育てに関する知識やスキルを学ぶ経験を通して、養育行動の改善や抑うつ感の低減、また子どもの適応行動の改善につながる可能性が示唆された。発達障害のある子どもの養育者への支援のニーズを考えた時、子どもの診断の前後から、同じ立場の学び合いながら、障害に関する知識や育児の具体的な方法などを体系的に習得する機会を提供することが重要である。客観的な指標を用いて効果を検証しながら、プログラムの内容や方法について検討する必要がある。
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