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感性バイオメカニクスを生かした競技別コーチング支援システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K03088
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09070:教育工学関連
研究機関弓削商船高等専門学校

研究代表者

水崎 一良  弓削商船高等専門学校, 総合教育科, 教授 (00403600)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワードコーチング / 感性 / バイオメカニクス / アクティブ・ラーニング / 体育
研究開始時の研究の概要

体育・スポーツのコーチング現場では,科学的知識の習得・活用・探究という学習プロセスを意識したアクティブ・ラーニング型の学習支援が求められている。しかし,学習者・指導者の間では自らの経験による主観的な情報が行き交い,彼らがその暗黙的な身体感覚を客観的に捉え,「主体的・対話的で深い学び」を実現することは難しい。
本研究では,バランスWiiボード・筋電図センサ・ウェブカメラによる骨格自動検出システム・360°カメラを活用し,競技の特性や授業形態に合わせて身体感覚のフィードバック内容を選択可能な「感性バイオメカニクスを生かした競技別コーチング支援システム」の開発とその有効性を明らかにすることを目指す。

研究実績の概要

体育・スポーツのコーチング現場では,基礎的領域で得られたデータに基づいた研究知見が蓄積され,さらに測定技術の進歩により,実践的領域の研究がおおいに進んでいる。しかし,いまだ学習者・指導者ともに経験主義の主観的認識に依存した一方向的なコーチングも存在しており,学習者・指導者の間で自らの経験による主観的な情報が行き交っている。彼らの暗黙的な身体感覚を無視することはできないが,それらを客観的に捉え,「主体的・対話的で深い学び」を実現することは困難な状況である。そこで,学習者・指導者が科学的かつ教育的な質を追求するため,科学的知識の習得・活用・探究という学習プロセスを意識したアクティブ・ラーニング型の学習支援モデルの構築に取り組んでいる。
本研究では,「身体感覚(足底加圧感覚,筋感覚)および動作の発現(タイミング,360°映像)」の3つの観点に着目している。競技の特性や授業形態に合わせて身体感覚のフィードバック内容を選択できるよう,バランスWiiボード・筋電図センサ・ウェブカメラによる骨格自動検出システム・360°カメラを活用し,「感性バイオメカニクスを生かした競技別コーチング支援システム」の開発とその有効性を明らかにすることを目指している。
これまでのところ,バイオメカニクス的観点から詳細な技術分析(足圧分布計測,筋電図計測,3次元運動解析)を行い,学習者・指導者による定量的技術評価のための基礎資料を蓄積し,体育・スポーツの現場における合理的な技術の追求を図っている。しかし,新型コロナウイルス感染症が第5類に移行したものの,他の感染症を含めた不安を拭い去れず,被検者の確保に難航し,十分な技術分析の機会を得ることができなかった。その結果,技術獲得過程を明らかにするほどの基礎資料の蓄積には至らず,「感性バイオメカニクスを生かした競技別コーチング支援システム」の完成に至らなかった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

競技特性や授業形態に合わせて身体感覚のフィードバック内容を選択可能な「コーチング支援システム」の開発を目指し,バイオメカニクス的観点から詳細な技術分析(足圧分布計測,筋電図計測,3次元運動解析)を行う予定であった。
新型コロナウイルス感染症が第5類に移行したものの,他の感染症を含めた不安を拭い去れず,被検者の確保に難航し,十分な技術分析の機会を得ることができなかった。そのため,十分な基礎資料の蓄積が適わず,技術評価の観点を絞り切れていないため,バランスWiiボード・筋電図センサ・ウェブカメラによる骨格自動検出・360°映像を用いた「コーチング支援システム」の開発に遅れが出ている。

今後の研究の推進方策

競技の特性や授業形態に合わせて身体感覚のフィードバック内容を選択可能な「コーチング支援システム」の開発を目指す。
計測期間は,被検者である学習者・指導者の意見を取り入れ決定する。詳細な技術分析(3次元運動解析,足圧分布計測,筋電図計測)は,指導開始前と終了後に2日間で行う(補助事業期間中に6回,のべ12日間)。現役選手を対象とするため,スケジュール調整が難航することが予想される。その場合は,計測の実施場所・期日・回数などを調整し,柔軟に対応する。
技術分析の補助として,専門知識を有する企業技術者1名の協力を得る。足圧分布および筋電図の解析作業については,申請者が弓削商船高等専門学校研究室内で行う。3次元運動解析については,専門知識を有する企業技術者1名の協力を得て,動作分析後に2日間で行う(補助事業期間中に6回,のべ12日間)。これと並行して,企業技術者1名と協力して,バランスWiiボード・筋電図センサ・ウェブカメラによる骨格自動検出・360°映像を用いた「コーチング支援システム」の開発を行う。
得られた研究成果は,国内学会にて発表する。また,学習者・指導者にも研究成果を報告する。

報告書

(4件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-12-25  

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