研究課題/領域番号 |
20K03091
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 筑波技術大学 |
研究代表者 |
黒木 速人 筑波技術大学, 産業技術学部, 教授 (00345159)
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研究分担者 |
西岡 知之 筑波技術大学, 産業技術学部, 教授 (70310191)
向後 佑香 筑波技術大学, 障害者高等教育研究支援センター, 助教 (70642669)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 聴覚障害者 / 情報保障 / スキー講習 / スマートグラス / 音声認識 / インクルージョン / 聴覚障害 / アシスティブ・テクノロジー / スノースポーツ / スマートアイグラス / 複合現実感 |
研究開始時の研究の概要 |
聴覚障害者のためのスキー滑走時に周辺状況を自立的に取得もしくは他者の操作で注意喚起ができ,かつ,スキー指導者からの指導情報を視覚的に提示できる装置を開発する.同時に,本装置を介してそれら視覚情報を提示する際に,スキー滑走者が自ら得ている生の周辺情報の取得を阻害しない最適な提示パラメータを探ることを目的とする.
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研究成果の概要 |
本研究は,聴覚障害者がスキー講習受講時に周辺情報や指導情報を提示するための装置開発ならびに最適情報提示方法に関する研究である. 聴覚障害者がスキー講習を受講するためのプロトタイプ情報保障システムを構築し,指導者と受講生の1対1のスキー講習に適用させ,実証実験を実施した. その結果,聴覚障害受講生にとって,スキー技術の向上に寄与することがわかった.加えて,健聴スキー指導員とのリフト上でのコミュニケーションができたことが,何にも増してシステムの有効性を示したと言える.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究のような聴覚障害者におけるスキー技術修得を対象にした,インストラクションとトレーニングを自立的に完結させることを支援する装置開発の先行研究はない. この本装置が備える周辺状況の自立センシング機能を用いることで,センシングされた結果を自ら得ることができる.一般的にスキーは生涯を通じて行うことができるスポーツの 一つであり,本装置が開発されることにより,聴覚障害者が生涯を通じて安全にスキー滑走 を行う手段を提供することになる.その意味において,本研究は,単なる教育手段の開発に留まず,聴覚障害者全体の生涯スポーツの支援に繋がる.
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