研究課題/領域番号 |
20K03096
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 放送大学 (2023) 熊本大学 (2020-2022) |
研究代表者 |
平岡 斉士 放送大学, 教養学部, 准教授 (80456772)
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研究分担者 |
喜多 敏博 熊本大学, 教授システム学研究センター, 教授 (20284739)
鈴木 克明 熊本大学, 教授システム学研究センター, 教授 (90206467)
長岡 千香子 熊本大学, 国立情報学研究所・オープンサイエンス基盤研究センター, 特任助教 (90749839)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 知的技能 / 自動採点テスト / 類題生成 / 類題作成 / テスト作成 / 自動採点 / LMS / オンラインテスト |
研究開始時の研究の概要 |
eラーニングなどの自動採点を前提としたテストは知識の確認をするものがほとんどである。一方、実際の教育場面では知識を応用するスキルの修得が求められている。しかし知識を応用するスキルを評価するテストには複数の制約があり、教育設計の知識やスキルに乏しい教員が作成することは容易でない。本研究では、知的技能の特性を踏まえたテスト作成方法を整理・体系化し、教育設計の非専門家でも使える問題作成支援ツールを開発する。あわせて自動採点テストを作成するための諸問題(手動採点用問題からの適切な代替、誤答選択肢の質、類題の確保など)を解決する方法を確立し、問題作成支援ツールと連動させたシステムを設計・開発・評価する。
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研究実績の概要 |
従来の自動採点テストは知識の確認に主眼が置かれており、知識を応用するスキルの評価には不十分であると考えられていた。本研究では、知的技能の特性を考慮したテスト作成方法を整理・体系化し、教育設計の非専門家でも利用可能な問題作成支援ツールを開発した。また、自動採点テストを作成する際の諸問題を解決する方法を確立し、問題作成支援ツールと連動したシステムを設計・開発することができた。研究期間中、以下のような段階的な計画に基づいて、研究を実施した。 2020年度:知的技能テスト作成支援ツールの開発と形成的評価、知的技能のテスト作成プロセスの分析、知的技能の特徴ごとのテスト作成プロセスの整理とツールの開発 2021年度:類題作成支援プロセスの設計、出題形式と類題の種類の整理、既存の問題をベースにした類題作成手順の確立、類題作成支援プロセスの設計 2022年度:知的技能テスト作成支援ツールと類題作成プロセスを連結したシステム設計、テスト作成支援ツールと類題作成支援プロセスの連動の設計、知的技能テスト作成支援ツール&類題作成支援の統合システムの設計 2023年度:生成AIを活用したシステムへの改訂、生成AIを活用して再設計、生成AIを活用したウェブベースの知的技能テスト作成支援ツールの開発と検証 これらの計画に基づき、知識の応用スキルを評価するテスト作成支援ツールと類題作成システムの開発を行った。今後は、教育現場における実用的な利用するために開発したシステムについて実践に向けての改修等を行う。
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