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シミュレーション学修を取り入れた実践能力向上研究倫理教育プログラムの開発と評価

研究課題

研究課題/領域番号 20K03104
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09070:教育工学関連
研究機関島根大学 (2023)
東邦大学 (2020-2022)

研究代表者

廣井 直樹  島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 教授 (30366497)

研究分担者 中村 陽一  東邦大学, 医学部, 教授 (10349904)
荒神 裕之  山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (40840509)
中村 豊  東北医科薬科大学, 医学部, 教授 (60328614)
中田 亜希子  東邦大学, 医学部, 准教授 (80597857)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード研究倫理教育 / シミュレーション学修 / ICT利用遠隔教育 / 研究倫理教育プログラム / 模擬被験者
研究開始時の研究の概要

人を対象とする医学系研究では、医療者が「研究者」となるがゆえに存在する倫理的課題があり、患者が研究対象者となることを想定した倫理教育を実施すべきである。
知識や問題解決能力の修得に関する教育手法はすでに十分な体制が整っているが、行動や態度の育成には不十分であり、知識と行動や態度のギャップを埋めるシミュレーション教育は重要である。
本研究では、医学系大学院生を対象に、模擬被験者とのシミュレーションを組み込んだ研修プログラム(模擬被験者介入研究倫理実務者養成コース)を開発、評価する。1年目では模擬被験者養成とカリキュラム開発、2-3年目には大学院の授業でこの養成コースを実践し、その有効性を検証する。

研究実績の概要

人を対象とする医学系研究では、弱者に寄り添う医療者が「研究者」となるがゆえに存在する倫理的課題があり、患者が研究対象者となることを想定した倫理教育を実施する必要がある。知識や課題解決能力の修得に関する能動的学修手法はすでに実施可能な体制が整っているが、e-learning主体の現状の学修ツールでは、知識と一部の行動領域の学修は可能であるが、技能や研究対象者に対する態度の涵養には不十分である。知識と行動や態度のギャップを埋めるシミュレーション教育が必要であり、「模擬環境での研究に関する説明と同意」を患者たる模擬被検者に対して行うシナリオシミュレーション授業・研修プログラムを構築し、実施、プログラム評価を受けることを最終的な目標と設定している。2020年度以降、COVID-19感染拡大のため、「模擬被験者養成コース」の開催が困難であったこと、多くの模擬患者は高齢であり遠隔での養成コースへの参加 が困難であったことから、実施が遅延していた。2023年度は、共同研究者は各大学の教育担当部門の教員とともに、遠隔会議を用いてシミュレーション教育素材の基本的な構築を検討した。
主任研修者は2024年1月から島根大学に勤務先異動となったが、島根大学でも模擬患者団体の運営に携わっており、対面での模擬被検者養成に着手した。特に、模擬被検者では、医師とはいえ主治医以外の医師が研究説明者となることから、信頼構築過程が診療現場とは異なっていることを理解できるような養成コースとした。今後は、模擬受講者(大学院生)を募り、遠隔模擬授業での実施を計画する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

COVID-19感染拡大により、模擬患者養成への着手が遅延したために全体計画が遅れたが、2023年度は、共同研究者とのシミュレーション教育素材の基本的な構築が進行した。また、2024年から主任研究者は勤務先が変更となったが、異動先での模擬患者養成講座開催と模擬患者団体運営に携わっており、対面での模擬被検者養成に着手した。

今後の研究の推進方策

「模擬環境での研究に関する説明と同意」を模擬被検者に対して行うシナリオシミュレーション授業・研修プログラムの基本的な構築は進行しており、詳細なプログラム作成を6月までに終了する。
模擬患者に対しては対面での模擬被検者養成講習を開催し、説明と同意に関するシナリオの読み合わせにより、リアルなシミュレーションシナリオの作成を行い、授業・研修プログラム実施のための基盤を確立する。
年度末までに「大学院教育課程での遠隔演習」のトライアルを実施する。

報告書

(4件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-12-25  

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