研究課題/領域番号 |
20K03121
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 昭和女子大学 (2021-2023) 東京工業大学 (2020) |
研究代表者 |
森 秀樹 昭和女子大学, 生活機構研究科, 准教授 (30527776)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 小学校プログラミング教育 / デジタルものづくり / プログラミング教育 / 放課後児童クラブ / 学童保育 / ものづくり教育 |
研究開始時の研究の概要 |
地域コミュニティを基盤とし,デジタル技術を活用して,児童が新しいものづくりとものづくりを通じた学びを経験できる次世代児童デジタル学習センターのモデルを開発する.放課後や休日に児童が集まり,デジタルものづくりをすることができる場やワークショップを提供するほか,地域の小学校と連携し,小学校でのプログラミング教育の実施支援を行うことをセンターの主な活動としてモデル開発する.
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研究実績の概要 |
令和5年度は、micro:bit用にモータやセンサー等を差し込むだけで使用可能な拡張ボード「ちょびっとボード」を開発し、ちょびっとボードを活用したワークショップの開発を行なった。またツール(ちょびっとボード、プログラマブルバッテリー等)と、ワークショップ開催に必要な工作部材、資料等をワークショップ用パッケージにまとめて、事前送付して実施するリモートワークショップを実施した。機材の貸出し、事前のスタッフ研修や当日のワークショプ運営支援など、リモートワークショップを実施する際の課題について、実践を通じて検討した。 科学館(神奈川県横浜市)、放課後児童クラブ(東京都港区)、放課後等デイサービス(石川県金沢市)、教育委員会運営メタバース(愛媛県)、小学校特別支援教室(東京都八王子市)、公立私立小学校(東京都世田谷区、神奈川県横浜市)とZoomなどを用いて、研究室と会場をリモートで接続し、延べ50回のコンピュータを使った作品づくり(プログラムで動く作品づくり)ワークショップを実施した。 リモートワークショップの紹介と開催報告、またリモートワークショップ以外でも、コンピュータを活用した作品づくりに取り組むことができるようにウェブサイト(https://chobitto.jp)を立ち上げ、情報発信を行った。研究成果については、日本教育工学会秋季全国大会「プログラミングとものづくりを通じた学びを促すちょびっとプロジェクトのデザイン」、および日本教育心理学会第63回総会企画シンポジウム「個別最適な学びのためのプログラミング教育」として発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ICTを活用した活動実績が少ない放課後児童クラブや放課後等デイサービス、博物館や科学館、小学校、コミュニティスペースでも、コンピュータで動くものづくりワークショップなど、ICTを活用した活動に取り組むことができるツールの開発とツールや機材、資料などワークショップに必要なものをまとめたワークショップパッケージを開発した。 またコロナ禍を経て、出前での対面ワークショップだけでなく、リモートで実施可能なワークショップパッケージの開発を進めてきた。ワークショップや授業のリモートでの支援や、スタッフや教員へのリモート研修と配信システムの構築を行なった。開発した5種類のコンピュータを活用したものづくりワークショップパッケージを、各施設へ提供してワークショップ実践とリモートでの支援を通じて、改善を続けている。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き、リモートでのワークショップ実施を行うとともに、ワークショップでの経験を活かして、ワークショップ以外の時間に、児童が自由にコンピュータを使った作品づくりを行うための場づくりと支援について検討する。また、これらの活動を通じた児童の学びについて検証を行う。
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