研究課題/領域番号 |
20K03125
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 岩手県立大学 |
研究代表者 |
市川 尚 岩手県立大学, ソフトウェア情報学部, 准教授 (40305313)
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研究分担者 |
後藤 裕介 芝浦工業大学, システム理工学部, 准教授 (40454037)
高木 正則 電気通信大学, eラーニングセンター, 准教授 (80460088)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 情報教育 / モデル化とシミュレーション / 高大連携 / 情報科 / 社会シミュレーション |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,3年間の研究を通して,実質的な高大連携による情報科の「モデル化とシミュレーション」の教育について,教授法の提案と,シミュレーターを含めた学習環境の要件の整理を行う. 本研究は高等学校の新学習指導要領において,すべての高校生がモデル化とシミュレーションの内容を学習するというニーズを踏まえ,まず,(1)専門教科情報科の課題研究におけるモデル化とシミュレーションの高度な演習のデザインについて研究を進め,その成果を活かしながら,(2)共通教科情報科の「情報1」で学習するモデル化とシミュレーションの演習のデザインについても扱うことにする.
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研究成果の概要 |
本研究は,高等学校新学習指導要領の改訂によって,教科「情報」において,すべての高校生がモデル化とシミュレーションの内容を学習することを受け,社会シミュレーションを活用した教育実践研究を行ったところに特徴がある. 本研究では,共通教科情報科と専門学科情報科(課題研究)において,社会シミュレーションを活用した教育実践に必要な学習環境の要件を,教育実践研究を通して考察したことに特徴がある.具体的には,オープンソースのシミュレーション環境であるNetLogoの活用と,そこで必要な教材や支援についての事例を提示するとともに,実践上の留意点について考察した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,実質的な高大連携による情報科の「モデル化とシミュレーション」の教育について,これまで高等学校の情報科と結びつけた実践研究はほとんど見られていないことから,社会シミュレーションの新たな活用可能性を示すことに学術的意義がある.また,モデル化とシミュレーションの内容はすべての高校生が学ぶようになったこと,高大連携の枠組みで実践事例を示したことは,社会的な意義があると考えられる.
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