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数学的リテラシーとその教授法習得のための数学科教育カリキュラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K03133
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09070:教育工学関連
研究機関金沢工業大学

研究代表者

西 誠  金沢工業大学, 基礎教育部, 教授 (00189250)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード数学リテラシー / 数学科教育法 / 高大連携 / 授業実践等マニュアル / 数学的リテラシー / 数学教授法開発 / 高大接続 / 学習指導要領 / 深い学び / 教授法開発 / アクティブラーニング / 数学カリキュラム / 教員養成 / 新学習指導要領
研究開始時の研究の概要

本研究では,これまで研究を実施してきた「数学リテラシー」習得のための授業実践の具体的事例としてまとめるとともに,深い学びに基づく授業実践を実践している高校,大学の調査を行う.また,高校教員との連携のもと授業実践も課題についても調査を行う.その上で,高校や大学の基礎で学習する「数学的リテラシー」習得のための新しい教育手法をデザインし,教職科目「数学科教育法」カリキュラムへの導入を試みる.そして,「数学的リテラシー」の育成のための深い学びを授業内で実践することのできる数学の教員の育成を目指す.

研究実績の概要

本研究は、これまで申請者が取り組んできた「数理科目における新しい授業法の開発」,「高水準の数学的リテラシーの概念化とその教育の理論的基盤の構築」の研究を基盤として,教員志望者を対象として,深い学びを通して数学的リテラシー能力を向上させる授業を実践することのできる,教員養成系数学カリキュラムを開発する.具体的には、県内外のさまざまな高校における授業の現地調査をふまえ「数学リテラシー」習得のための授業実践の具体的事例としてまとめるとともに,深い学びに基づく授業実践の手法について検証を行った.また,高校教員との連携のもと数学的リテラシー習得のための課題についても調査を行った.
これらの結果をもとに,高校や大学の基礎で学習する「数学的リテラシー」習得のための新しい教育手法をデザインする.さらに,「数学的リテラシー」習得のための教授法について教職科目「数学科教育法」カリキュラムへの導入を試みる.
これによって「数学的リテラシー」の育成のための深い学びを授業内で実践することのできる数学の教員の育成を目指すことを最終目標としている.
上記の目的をもとに,2023年度はこれまで行ってきた「数学的リテラシー」習得のための深い学びに基づく教授法を実践した結果に基づき,教職科目「数学科教育法」カリキュラムへの導入を試みるとともに,授業実践用のマニュアルを作成を行った.さらに,このマニュアルに基づき,「数学科教育法」の授業を試行することによって教育的効果の検証や問題点の抽出を行った.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本研究では数理科目について「現在高校でどのような教育が行われているか」「生徒の実践的な理解を深めるためにどのような授業工夫を実施しているか」「高大接続に向けてどのような授業を実践したいか」を高大連携研究会に参加している石川内の高校を中心に数学科目における実践調査を行うとともに,全国で特徴的なアクティブ・ラーニング等を取り入れた深い学びの取り組みを行っている高校についても現地調査を行った.その上で,高校や大学の基礎で学習する「数学的リテラシー」習得のための新しい教育手法をデザインし,教職科目「数学科教育法」カリキュラムへの導入を試みている.さらに,授業試行結果をもとに,授業実践のためのマニュアルを作成している.このマニュアルの作成に当たり,十分な時間が取れずマニュアルの完成は見たものの,そのマニュアルを使った実践検証を行う段階に至っていない.
今回,研究期間を1年延長したことになったが、最終年度である2024年度で構築したマニュアルを使って「数学的リテラシー」習得のための実践検証を行い,本研究の妥当性を確認する予定である.

今後の研究の推進方策

本研究の最終年度である2024年度は,2023年度に作成した授業実践マニュアル使った授業実践を行うとともに,そのマニュアルによる教育効果と問題点を抽出する.その上で,マニュアルの完成をしたうえで「数学的リテラシー」習得のための授業実践を行い,本研究の妥当性を確認する予定である.

報告書

(4件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (10件)

すべて 2023 2022 2021 2020

すべて 学会発表 (10件)

  • [学会発表] ルーブリックを用いた統計授業の理解度評価の試み2023

    • 著者名/発表者名
      西 誠
    • 学会等名
      大学e-ラーニング協議会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 1人1台端末における高大接続の取組2022

    • 著者名/発表者名
      西 誠
    • 学会等名
      日本教育工学会研究会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 授業のICT化に向けた高校教員向け授業支援の取り組み2022

    • 著者名/発表者名
      西 誠
    • 学会等名
      日本リメディアル教育学会第10回中国・四国支部大会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 数学科目におけるビデオ教材配信の活用と効果2022

    • 著者名/発表者名
      西 誠
    • 学会等名
      日本リメディアル教育学会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 自己評価に基づく授業の達成度確認と成績評価の試み2022

    • 著者名/発表者名
      西 誠、山岡英孝、谷口哲也、渡辺秀治、高井勇輝
    • 学会等名
      e-ラーニング協議会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 金沢工業大との連携による高校での情報教育2022

    • 著者名/発表者名
      西 誠
    • 学会等名
      金沢工業大学数理工教育セミナー
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 統計分析ソフト「R」を活用したデータサイエンスのための統計学習2021

    • 著者名/発表者名
      西 誠、山岡英孝、谷口哲也、渡辺秀治
    • 学会等名
      日本工学教育協会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 統計授業における”R"の活用とオンライングループ活動による相互評価の試み2021

    • 著者名/発表者名
      西 誠、山岡英孝、谷口哲也、渡辺秀治
    • 学会等名
      私学情報教育協会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 数理科目のビデオ配信による学生の学習活動の深化と教育効果の評価2020

    • 著者名/発表者名
      西 誠
    • 学会等名
      私学情報教育協会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 統計分析ソフト「R」を使った統計学習とデータサイエンス2020

    • 著者名/発表者名
      西 誠、山岡英孝、谷口哲也、渡辺秀治
    • 学会等名
      大学eラーニング協議会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-12-25  

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