研究課題/領域番号 |
20K03134
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 京都ノートルダム女子大学 |
研究代表者 |
太田 容次 京都ノートルダム女子大学, 現代人間学部, 准教授 (60435831)
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研究分担者 |
梅田 真理 宮城学院女子大学, 教育学部, 教授 (50529138)
金森 克浩 帝京大学, 教育学部, 教授 (60509313)
濱田 麻里 京都教育大学, 教育学部, 教授 (80228543)
丹羽 登 関西学院大学, 教育学部, 教授 (80755843)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 自動対話ロボット / 日本語習得 / 教員支援システム / 特別支援教育 / AIチャットボット |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、日本語の習得や学習に困難のある児童生徒を担当する教員向けの自動対話ロボット(AIチャ ットボット)とガイドブックを組み合わせた教員支援システムを開発する。 具体的には、一人ひとり異なる日本語習得の状況や社会性、不器用さ、認知面、不注意・衝動性 などの実態について、日本語教育や特別支援教育の観点から、AIチャットボットが導き出した情報を、作成するガイドブックで既存の関連情報を含め必要な情報等を示すことで、教員等を支援する。 本研究により、AIの活用で、膨大な情報から個々に必要な情報等を教員が得ることが可能となり、超スマート社会の教員支援が実現できる。
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研究実績の概要 |
本研究推進にあたり、新型コロナウイルス感染症の感染状況を鑑み、可能なことを研究分担者と協議の上で進めてきた。 まず、2023年7月4日(兵庫教育大学神戸キャンパス)及び7月19日(京都ノートルダム女子大学)に、本研究の目的である日本語指導及び日本語教育に関する内容を題材に、オントロジーの手法を活用しデータに現れる概念を整理する方法を学生と共に演習した。今後研究を進める上で、得られた知識を体系化し、整理するための準備を行った。日常生活に関わる内容から、本研究に関わる内容へと段階的に取り組むことで、概念の包含関係や構成要素を階層構造に表し、意味を明確に示すことを目指したい。 さらに、これまでに行ってきた14都県市への聞き取り調査結果を基にして、これまでの研究推進状況をふまえ、今後の研究推進をどの様にするのか2024年2月29日に帝京大学にて協議した。 主な内容としては、2023年度までの研究代表者及び研究分担者で実施した聞き取り調査結果をふまえ、研究進捗の状況について情報共有と振り返りと次年度の研究の進め方についての協議を実施した。具体的には、調査研究から得られた点として、特別支援教育の担当部署と日本語教育の担当部署が訪問調査を行ったすべての教育委員会で異なり、その連携の方法や内容も同様に違いがあったことから、今後特別支援教育の視点を強化した研究を進めることとなった。 その中で、AIチャットボットの活用について、現在の状況からさらに良い方法がないかを検討する必要が認められたこと、さらに、国立特別支援教育総合研究所などとの連携を含め、データサイエンスの専門家との連携を含め、より良い方向を探ることとしている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症による日本語指導対象児童生徒の多数在籍地域及び学校等への訪問調査が困難な状況のため。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度には、特別支援教育の視点から日本語指導を実施している先進地域を精査し、可能な限り訪問による聞き取り調査を実施する。また、情報共有の手法について、学校等の教員が容易に利用可能な方法を探るため、データサイエンスの専門家との連携を探ることとしている。
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