研究課題/領域番号 |
20K03143
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 奈良工業高等専門学校 |
研究代表者 |
松尾 賢一 奈良工業高等専門学校, 情報工学科, 教授 (10259913)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 重畳文字 / 答案画像 / 採点ミス発見支援システム / 部分点 / 文字認識 / 文字パターン分離処理 / 画像処理 / 採点文字 / 採点支援システム / 手書き文字認識 / 重ね書き文字 / 文字パターン分離 |
研究開始時の研究の概要 |
我々がよく目にする文書画像上の接触や重ね書き文字や記号(以後,重畳文字)の一例である.このような重畳文字を機械で認識させるのは現状困難である【p.4文献①~④】.本研究では,この「重畳文字パターンの認識を可能にする前処理手法の実現」を目指している.
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研究成果の概要 |
筆者は,開発済みの採点ミス発見支援システムに対して,自由手書きされた重ね書き採点記号や部分点パターンを認識できる前処理を開発した.さらに,認識部の高精度化によるシステムの実用性向上に向けた改良,採点に用いる筆記具や答案用紙などの制約を取り除く処理を追加した.これによって,本システムの実用性と汎用性向上させる改良を実現した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
先行研究において,記述式試験における採点や部分点の集計ミスを現在の文字認識技術を用いて,人間と同等あるいはそれ以上の採点ミスの発見能力や採点ミスを指摘するセカンドオピニオン的な役割を持つ採点ミス発見支援システムを開発済みである.本システムはこれまで単色単一の採点記号や部分点パターンが存在する採点済み答案のみが処理対象であった.よって,採点に用いられる様々な筆記具で書かれた重ね書き文字や試験用紙にも対応できる前処理部の開発,および,採点ミス発見の精度向上に向けた認識処理の改良によって,本システムの実用性と汎用性を向上させることで,さらなる採点業務負荷の低減支援を目指す.
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